事業・施設概要
| 都道府県 | 青森県 | 経営主体 | 弘前市 |
|---|---|---|---|
| 事業区分 | 末端給水事業 | 会計適用区分 | 法適用 |
| 類似団体区分 | A2 | 行政区域内人口 | 160,019人 |
| 現在給水人口 | 156,944人 | 給水区域面積 | 25,017ha |
注:人口・面積は当該年度値。
経営の健全性・効率性について
経常収支比率は、100%以上を維持しており、給水収益による事業運営が成り立っている。累積欠損金比率については、累積欠損金が発生していないことから、健全な経営状況にある。流動比率は、類似団体と比較して低いが、100%を大きく上回っていることから、短期的な債務に対する支払能力は有している。企業債残高対給水収益比率は、全国平均や類似団体と比較して高い値で推移していることから、企業債発行を抑制していく必要がある。料金回収率は、100%を下回っているが、これは当該年度限りで実施した物価高騰対策の減額事業という特殊要因によるものである。給水原価は、全国平均や類似団体を上回っており、今後も維持管理費の削減など、資産管理(アセットマネジメント)計画に沿った事業運営をしていく必要がある。施設利用率について、類似団体に比べ低い水準となっているが、主な要因として、水需要に対して過剰な施設能力を有していることが考えられることから、アセットマネジメント計画に基づく施設の統廃合、ダウンサイジング等を実施することで利用率の改善を図る予定である。有収率について、類似団体に比べ低い水準となっているが、主な要因として法定耐用年数を超過した水道管からの漏水が考えられることから、漏水多発区域の漏水調査を重点的に行い、解消に取り組んでいく必要がある。
老朽化の状況について
当市は供給開始時期が昭和8年と比較的早く、老朽化の状況は、管路経年化率に見られるように、全国平均や類似団体と比較してやや高い水準となっている。今後も管路の的確な実情把握に努めるとともに、効率的な更新を進めるため、アセットマネジメント計画に沿って着実に更新し、長期的視点に立った老朽化対策を推進していくことが急務である。
全体総括
経営比較分析に係る各指標から、現時点では健全な経営を行っているものと判断できる。しかしながら、当市は建設(更新)投資の財源を企業債に依存する割合が高く、一方で施設の老朽化が進み、更新費用(資本の再投入)の増加が見込まれるのに対し、その原資となる給水収益が減少傾向にあり、今後も企業債に依存する割合が高水準で推移することが見込まれる。このことから、効率的な更新を進める上で、アセットマネジメント計画に沿って着実に更新を行い、費用の平準化を図りながら健全な経営をすることが最重要課題であると捉え、令和6年度に弘前市上下水道ビジョン(経営戦略と統合)を策定するとともに、令和7年度に料金改定を実施することとしている。
経営状況
収支構造
総額37.9億円
総額34.8億円