北海道増毛町の財政状況(2010年度)
収録データの年度
財政比較分析表(2010年度)
財政力
町内に中心となる産業がないことから財政基盤が弱く類似団体平均を下回っている(0.14)。また、長引く景気低迷により町税の徴収率が低下しており、今後も、徴収率向上対策を中心とした歳入確保に努める。
財政構造の弾力性
類似団体平均をやや上回っており、公債費(27.9%)及び人件費(30.2%)に係るものが比較的高いため、地方債の新規発行抑制、新規採用抑制による職員数の減、各種手当て見直しによる人件費削減など行財政改革への取り組みを通じて義務的経費の削減に努める。
人件費・物件費等の状況
養護老人ホーム、単独設置の消防本部など、類似団体と比較し人員が必要な事情があるが、今後も財政改革プランに基づき、事務職員の採用抑制を行い、適正な定員管理に努める。
給与水準(国との比較)
平成15年度から増毛町財政改革方針に基づく職員の給与削減(給料5%等)により、類似団体の中では低い水準にある。平成22年度より給与削減率が5%から3%に縮減され若干水準が上昇、さらに平成24年度からは3%の給与削減も撤廃されたためため、今後水準の上昇が見込まれ、今後は更なる各種手当ての見直しを行うなど、給与の適正化に努める。
定員管理の状況
類似団体平均を上回っているのは、主に人件費が要因となっている。これは主に養護老人ホームの施設運営の直営、消防本部の単独設置などである。今後は財政改革プランに基づき、給与の適正化(各種手当の見直し)を図り、人件費の抑制に努める。
公債費負担の状況
平成6年度及び9~10年度の大型事業実施による地方債の償還に伴い上昇しており、類似団体平均を上回っている(16.4%)。平成15年度に償還額のピークを迎え、同年から増毛町財政改革方針に基づき、投資事業を抑制をしてきたこと、繰上償還を実施してきたことから平成21年度に引き続き実質公債費率は減少しており、元利償還金は今後も減少するものと見込まれ、今後も新規地方債発行の抑制など公債費残高の縮減に努める。
将来負担の状況
過去に行った普通建設事業に係る起債の残高と職員数が類似団体より多く、充当可能資金が少ないため、類似団体平均を上回っているが、繰上償還や新規地方債の発行抑制及び職員の採用抑制により年々減少傾向にある。
経常経費分析表(経常収支比率の分析)(2010年度)
人件費
養護老人ホーム、単独設置の消防本部など人員が必要な事情により職員数が多いことから、類似団体平均と比べて高い水準にあるが、財政改革プランに基づき、事務職員の採用抑制を行うなど、適正な定員管理に努める。
物件費
物件費の経常収支比率が類似団体平均より下回っている要因として、旅費の改正(道内日帰り出張の日当廃止等)や公共施設委託業務の整理統合などが挙げられる。今後も財政改革プランに基づき、物件費の削減に努める。
扶助費
老人福祉費が扶助費の中で占める割合が高く、高齢化が進むにつれ経常収支比率は上昇傾向にある。養護老人ホーム入所者等に対する老人保護措置費の国庫及び道負担金が平成16年度で廃止され一般財源化になった平成17年度以降、類似団体平均を上回っている。
その他
その他の経常収支比率が類似団体平均を上回っているのは、繰出金の増加が要因であり、なかでも観光施設事業特別会計と下水道事業特別会計は過去の観光施設建設や下水道整備による公債費の負担が重く、繰出金も近年は多額となっている。今後、各企業会計及び特別会計においては、繰出金を最小限に留めるため独立採算制を基本とした経営改善や経費圧縮に努める。
補助費等
補助費等に係る経常収支比率が類似団体平均を10.9%と大幅に下回っているのは、主に消防本部の単独設置等により一部事務組合への負担金が少額であることや、町が支援する各種補助団体への補助金の見直しなどが挙げられる。今後も財政改革プランに基づき、各種補助金の目的や活動の内容を精査し交付基準を設ける等の見直しを進める。
公債費
平成6年度及び9~10年度の大型事業実施により地方債現在高が増加した影響で、地方債の元利償還金が膨らみ、公債費にかかる経常収支比率は類似団体平均を7.4%上回っている。さらに下水道事業などの公営企業債の元利償還金に係るものなど公債費に類似の経費を合わせると、人口1人当たりの決算額は類似団体平均を65.3%上回っており、公債費の負担は非常に重くなっている。地方債償還額のピークは平成15年度に迎え、同年から増毛町財政改革方針に基づき、投資事業を抑制してきたことから、償還額は年々減少傾向にあるが、今後も新規地方債の発行抑制及び繰上償還実施等により、地方債現在高の縮減に努める。
公債費以外
昨年度より1.1ポイント減少し、類似団体平均を3.4ポイント下回っている。類似団体1番目で平均を多く下回る補助費等や物件費の影響で類似団体平均を下回っているが、人件費、扶助費など高い項目については、精査し改善を図る。
実質収支比率等に係る経年分析(2010年度)
分析欄
財政調整基金残高:H20年度まで6%前後であったが、H21年度には国の経済対策もあり5.92%の上昇、H22年度には16.07%まで増加している。実質収支額:歳出抑制、地方債現在高の減少、H21年度の国の経済対策による影響などで年々増加している。実質単年度収支:財政調整金残高、実質収支額の増加により増加傾向にある。H21年度については国の経済対策による影響などで突出している。
連結実質赤字比率に係る赤字・黒字の構成分析(2010年度)
分析欄
一般会計、水道事業会計については、歳出抑制、投資事業の抑制による地方債現在高の減などの影響により増加傾向にある。砕石事業会計は営業費用の増加等により減少。簡易水道事業については、給水人口の減少による営業収益の減少により微減。国民健康保険特別会計をはじめとするその他の会計については、一般会計からの繰入金で財政運営を行っていることから1%前後で推移している。一般会計については、今後も歳出抑制、人件費の適正化、地方債現在高の縮減に努める。各企業会計及び特別会計においては、繰出金を最小限に留めるため独立採算制を基本とした経営改善や経費圧縮に努める。
実質公債費比率(分子)の構造(2010年度)
分析欄
平成15年度の地方債償還額のピーク以降、増毛町財政改革方針に基づき、投資事業を抑制してきたことから、元利償還金は年々減少傾向にあり、下水道事業などの公営企業債の元利償還金に対する繰入金は微増しているものの、算入公債費等の減少により、実質公債費比率の分子については減少している。今後も新規地方債の発行抑制及等により、地方債現在高の縮減に努める。
将来負担比率(分子)の構造(2010年度)
分析欄
町営住宅使用料などの充当可能特定歳入、新規地方債発行の抑制などによる影響から基準財政需要額算入見込とも減少しているが、21年度の国の経済対策などにより充当可能基金の増加に加え、投資事業の抑制、繰上償還の実施等により一般会計等に係る地方債現在高、公営企業債への繰入見込額の減少、更には退職補充の採用を半数に抑えるなど定員適正化に努めた事による退職手当負担見込額の減少などの理由から将来負担額は減少しており、将来負担比率の分子は減少傾向にある。
よくある質問
このページで何が分かりますか?
北海道増毛町の2010年度の財政状況資料集、主要指標、分析コメントを確認できます。
データの出典はどこですか?
総務省の『財政状況資料集』および『統一的な基準による財務書類に関する情報』をもとに構成しています。
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