事業・施設概要
| 都道府県 | 北海道 | 経営主体 | 上富良野町 |
|---|---|---|---|
| 事業名 | 下水道事業 | 業種名 | 公共下水道 |
| 会計適用区分 | 法非適用 | 類似団体区分 | Cd2 |
| 行政区域内人口 | 10,639人 | 現在処理区域内人口 | 8,722人 |
| 現在水洗便所設置済人口 | 7,966人 | 現在処理区域面積 | 368ha |
| 晴天時現在処理能力 | 4,860m³/日 | 下水管布設延長 | 59km |
注:施設・業務量は当該年度値。e-Stat原表との値照合が完了した項目を優先した。
経営の健全性・効率性について
総収益で総費用と地方債償還金を賄えているかを表す「収益的収支比率」は100%で収支均衡となりますが前年と同水準を推移し、不足する地方債償還金を一般会計繰入金により補填している状況です。料金収入に対する企業債残高の割合から企業債残高規模を表す「企業債残高対事業規模比率」は、前々年から上昇し、今回は全国平均の1.7倍、類似団体を超える水準となっています。使用料で回収すべき経費を賄えているかを表す「経費回収率」は前年と同水準を推移し全国平均、類似団体より低い水準であり、減少の傾向となっています。有収水量1㎥あたりの汚水処理費用(汚水資本費・汚水維持管理費)を表す「汚水処理原価」は、全国平均、類似団体より高い水準を推移しています。前々年から汚水処理経費が増加していることが要因です。施設の効率性を表す「施設利用率」は地下水量や観光シーズンの変動はあるものの、年間の平均値では50%程度の稼働率に止まり、類似団体とは同水準、全国平均と比べ10%低く、人口減少と節水の普及による有収水量の減少が要因と考えられます。水質保全の効果や施設の効率性を表す「水洗化率」は過去5年間と同じ水準で推移しています。類似団体と全国平均の中間の水準を維持しています。
老朽化の状況について
現状の管渠施設において、標準耐用年数を経過している汚水管渠は存在しませんが、設置から30年以上が経過し、部分的に劣化が進行している管渠もあることから、日常の点検修理等により適正な維持管理を行うとともにこれから増大する老朽管渠に対しては、長寿命化対策の検討を進めていく必要があります。
全体総括
今年度は汚水処理経費増加から健全性の指標が低下した前年度と同水準、前年度から債務残高、効率性は悪化した経営状況になっています。現在の経営状態は、維持管理費用の全部は賄えているものの、企業債償還金の一部は一般会計繰入金に依存していることから、経営の健全性・効率性が確保されているとは言えません。また、水洗化率が高く施設利用率が低水準にあることは現状の施設規模が過大であることが考えられるため、事業計画の見直し等による経営の効率化を検討する必要があります。今後は人口減少及び節水思考による使用料収入の減少や施設の老朽化対策等の課題が予想される中、持続可能なサービスを提供するために、経費回収率100%を基本とした使用料の改定、新規投資の制限等の施策により、収入の増加と経費の抑制を図り、経営の健全性と効率性を高めていく必要があります。
経営状況
収支構造
総額2.0億円
総額1.3億円