北海道奥尻町:国保病院の経営状況(2020年度)
北海道奥尻町が所管する病院事業「国保病院」について、2020年度の経営状況と分析コメントを確認できるページです。
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経営比較分析表(2020年度)
地域において担っている役割
離島内唯一の病院として初期医療、在宅医療、終末期医療、慢性期医療の第一次医療の提供から二次救急告示病院として24時間365日救急患者を受け入れなければなりません。さらに、無床診療所も設置、医師は島外医療機関からの派遣で対応しているものの、その他のスタッフを確保しなければなりません。他に、歯科部門も赤字覚悟で抱え、各専門医の月1回の町外からの招へい、各種健診、予防接種、リハビリ、介護支援の提供、特養の回診など保健・医療・福祉全般の業務を担っています。
経営の健全性・効率性について
経常収支比率は、H28から100%を下回り、赤字化しているが、R2では93.4%とやや改善したものの依然として患者数減少で経営改善に向けた取り組みと繰出金の適切な運用が必要となっています。医業収支比率、病床利用率も全国平均、類似病院平均値を下回る低水準であり、経営状況が非常に厳しいことを裏付けています。累積欠損金比率はついに全国平均を上回り、解消に向けて早急な経営改善を図る必要性があります。職員給与費対医業収益比率が88.7%と高いのは、医療技術者の確保と診療所の運営、院内処方、歯科部門などが要因となっており、適切な人員配置が必要です。材料費対医業収益比率では、離島がゆえの輸送コスト、契約内容を精査し、改善策を見出す必要があります。
老朽化の状況について
有形固定資産減価償却率は、前年度と比較すると若干減少したものの、依然として全国平均、類似病院平均値よりも高く、保有資産の使用年数が法定耐用年数に近づき、老朽化が進んでいることを示しています。その更新投資を経常収益では賄えていないため、新改革プラン等に基づく改革が求められています。器械備品減価償却率の減は、必要な機器等更新の先送りが考えられることから、建物を始めとした計画的な更新等を検討する時期が迫っており、早急な対応が必要であると考えられます。各種補助制度の活用をしながら更新を図る必要があります。
全体総括
離島住民の生命を守るため、今後も一般病院として重要な役割を果たしていく必要があります。そのために経営診断を取り入れながらベッド数を含めた病床機能の見直しなどの経営戦略の策定を行い、早急に経営健全化を図ることが必要です。特に、築46年が経過した老朽化が著しい建物は、建て替えを見送り、当面は補修によって維持することとしたところです。一方で、二次医療圏内、またそれを超えた地域の医療機関との連携強化を図り、再編は無理としても遠隔医療を活用したネットワーク化などを推進し、地方独立行政法人化や指定管理者制度の導入といった経営形態の見直しも視野に入れて次期改革プランに組み入れてまいります。
出典:
経営比較分析表
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よくある質問
このページで何が分かりますか?
国保病院の2020年度の経営比較分析表、主要指標、分析コメントを確認できます。
データの出典はどこですか?
総務省の『経営比較分析表』をもとに構成しています。
自治体本体の財政も見られますか?
ページ上部の奥尻町リンクから、自治体本体の財政状況ページへ移動できます。