地方独立行政法人神戸市民病院機構:西神戸医療センター

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収集されたデータの年度

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経営比較分析表(2019年度)

地域において担っている役割

神戸西地域における中核病院として、高度医療・急性期医療・結核医療等を安定的に提供するとともに、地域医療支援病院として、地域の医療機関との連携及び支援に取り組んでいる。また、地域がん連携拠点病院としての役割を担っている。*平成29年4月に旧神戸市地域医療振興財団から移管。

経営の健全性・効率性について

令和元年度決算においては、入院患者1人1日当たり収益が前年度を上回ったこと等により、経常収支比率は100%を上回った。外来患者1人1日当たり収益は、外来化学療法件数の増等により前年度を上回ったものの、平均値を下回っており、安定的に経常黒字を確保していくためには、さらなる向上が必要である。また、外来化学療法件数の増等に伴う腫瘍用薬の使用増等により、材料費対医業収益比率は平均値を上回って推移しており、改善が必要である。

老朽化の状況について

平成29年4月の移管に伴い、土地・建物、医療機器等を譲り受けたところであり、有形固定資産減価償却率、器械備品減価償却率ともに平均値を大きく下回っている。一方で病院建物は築後25年が経過していることから、維持管理に努めており、今後も建物改修、設備更新を計画的に行っていくこととしている。

全体総括

令和元年度決算においては、経常黒字を確保したものの、1.に記載の通り、今後も安定的に経常黒字を確保していくためには、患者1人1日当たり収益のさらなる向上、材料費対医業収益比率の改善が必要である。そのため、診療機能の強化による医業収益の確保に取り組むとともに、価格交渉による材料費の削減等費用の削減に取り組んでいるところであり、今後もより一層の経営改善を図っていく。

類似団体【2】

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