地方独立行政法人神戸市民病院機構:中央市民病院

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収集されたデータの年度

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経営比較分析表(2018年度)

地域において担っている役割

神戸市全域の基幹病院・救命救急センターとして,24時間365日の救急医療を提供するとともに,高度医療・急性期医療を重点的に担い,最後の砦として市民の生命と健康を守る役割を担っている。*平成29年11月に先端医療センター病院を統合し、60床増床している。

経営の健全性・効率性について

平成30年度決算においては、病床利用率の低下等に伴い収益が伸び悩んだことに加え、医療情報システムの更新により減価償却費が増加したことなどから収支が悪化し、経常収支比率、医業収支比率は100%を下回った。患者1人1日当たり収益は、神戸市全域の基幹病院として高度・先進医療を提供していることから、入院・外来ともに平均値を大きく上回っており、良好に推移している。一方、これに伴い材料費対医業収益比率も平均値を上回り、上昇傾向にある。経常収支比率を100%にするためには、病床利用率、材料費対医業収益比率等の指標について、改善を図っていく必要がある。

老朽化の状況について

有形固定資産減価償却率については、平成23年度に病院建物を新築・移転し、平成28年度に北館・研修棟を増築、平成29年度には先端医療センター病院の統合により、建物を取得したところであり、平均値を下回っている。器械備品減価償却率については、平成30年10月に医療情報システムを更新したことにより、前年度から値下したが、平均値を上回っている。

全体総括

1.に記載の通り、経常収支比率を100%にするためには、病床利用率、材料費対医業収益比率等の改善を図っていく必要がある。そのため、病床利用率の改善や、診療機能の強化等による医業収益の増加に加え、4病院のスケールメリットを活かした費用の削減等に取り組んでいるところであり、そのため、今後もより一層の経営改善を図っていく。

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