兵庫県:がんセンター

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収録データの年度

📅2023年度 📅2022年度 📅2021年度 📅2020年度 📅2019年度 📅2018年度 📅2017年度 📅2016年度

経営比較分析表(2023年度)

地域において担っている役割

がんに対する高度で先進的な集学的治療を提供するともに、都道府県がん診療拠点病院として、地域がん診療連携拠点病院間の連携強化、拠点病院医師等への研修、診療支援等を行うなど、がん医療の全県の拠点的な機能を担っている。令和元年9月に「がんゲノム医療拠点病院」の指定を受け、遺伝子パネル検査や遺伝カウンセリングなど、がんゲノム医療体制の充実を図っている。また、難治性がんや再発がん等他の医療機関で対応困難ながんに対する高度専門医療の提供に必要な診療機能やがん治療に関する臨床研究機能の向上に努めている。

経常収支比率

20122013201420152016201720182019202020212022202394%95%96%97%98%99%100%101%102%103%104%105%106%当該団体値中央値(類似団体)

医業収支比率

20122013201420152016201720182019202020212022202386%88%90%92%94%96%98%100%当該団体値中央値(類似団体)

累積欠損金比率

2012201320142015201620172018201920202021202220230%10%20%30%40%50%60%当該団体値中央値(類似団体)

病床利用率

20122013201420152016201720182019202020212022202358%60%62%64%66%68%70%72%74%76%78%80%82%84%当該団体値中央値(類似団体)

入院患者1人1日当たり収益

2012201320142015201620172018201920202021202220235,000円5,500円6,000円6,500円7,000円7,500円当該団体値中央値(類似団体)

外来患者1人1日当たり収益

2012201320142015201620172018201920202021202220231,000円1,500円2,000円2,500円3,000円3,500円4,000円4,500円5,000円5,500円6,000円当該団体値中央値(類似団体)

職員給与費対医業収益比率

20122013201420152016201720182019202020212022202334%36%38%40%42%44%46%48%50%52%54%56%58%当該団体値中央値(類似団体)

材料費対医業収益比率

20122013201420152016201720182019202020212022202320%25%30%35%40%45%50%当該団体値中央値(類似団体)

経営の健全性・効率性について

1収益新型コロナウイルス感染症が一定収束して中で、県立病院としてコロナ患者の受入れを継続していた影響もあり、入院、外来ともに患者数が伸び悩んだものの診療単価が増加したため、医業収支比率(95.9%)と前年より改善している。一方でコロナの空床補償等(医業外費用)が減少した影響もあり、経常収支比率(98.5%)と前年度より悪化している。引き続き、新規患者の増加対策を重点に収益改善に努める。2費用高額抗がん剤の使用量増に伴い材料費が増加したことに加え、院内処方であることもあり、材料費対医業収益比率(49.0%)は平均値を大きく上回っている。薬品及び診療材料の定数管理の適正化、使用期限切れ等ロスの縮減、共同購入品への切替え、継続的な価格交渉の実施等により費用抑制に努める。

有形固定資産減価償却率

20122013201420152016201720182019202020212022202345%50%55%60%65%70%75%当該団体値中央値(類似団体)

器械備品減価償却率

20122013201420152016201720182019202020212022202340%45%50%55%60%65%70%75%当該団体値中央値(類似団体)

1床当たり有形固定資産

2012201320142015201620172018201920202021202220234,100,000円4,200,000円4,300,000円4,400,000円4,500,000円4,600,000円4,700,000円4,800,000円4,900,000円5,000,000円5,100,000円5,200,000円5,300,000円当該団体値中央値(類似団体)

老朽化の状況について

昭和59年5月開設から40年が経過し、有形固定資産減価償却率(75.1%)及び器械備品減価償却率(74.8%)が平均値を上回っている。このことは、施設・設備の老朽化が進んでいることを顕著にあらわしている。しかしながら、新病院の開院が3年後に迫っていることから、現病院での新たな大規模投資は困難と考えている。以上のことから、新病院開院までの間、診療機能に重大な支障を来すことのないよう緊急度を精査しながら計画的な修繕・改修に取り組んでいる。

全体総括

患者1人1日当たり収益は、入院・外来ともに平均値を上回っているものの、近年はがん治療の均てん化等に伴い入院患者数が減少傾向にあることから、ゲノム医療をはじめとする診療機能の充実やがん検診実施医療機関への働きかけ、ホームページによる情報発信の強化を行うとともに、特に地域医療機関への積極的な訪問活動を実施する等、新規患者の確保を図っていく。また、薬品及び診療材料の適正管理、共同購入品への切替え、価格交渉による材料費の節減、施設・設備機器等の計画的な修繕による経費の効率的な執行により費用の抑制に努める。今後も、厳しい経営環境(物価高騰による費用等の増加)が予想されている中、収益の確保、費用の抑制、患者サービスや医療の質の向上に努め、持続可能な病院経営の推進に取り組む。



収録資料

| 「財政状況資料集」 | 「経営比較分析表」 | 「統一的な基準による財務書類に関する情報」 |


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