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📅2023年度 📅2022年度 📅2021年度 📅2020年度 📅2019年度 📅2018年度 📅2017年度 📅2016年度
地域において担っている役割昭和12年開設以来、兵庫県唯一の公的精神科単科病院として、その時代に求められた役割を担い、県民の負托に応えてきた。精神科医療は時代とともに変化し、ストレスに関連した精神的不調、うつ病を中心とする気分障害、摂食の困難、アルコールや薬物、インターネットへの依存症、発達障害や認知症など治療対象が広がり、それぞれの分野での専門的な治療を行っている。また、24時間365日の救急医療体制を整え、子どもから高齢者までだれもが安心できる医療を提供しています。また、精神科治療も入院中心から地域での暮らしの中での治療へと変化していることに伴い、近隣地域の医療機関や福祉サービス機関等との連携強化に努めている。 |
経常収支比率医業収支比率累積欠損金比率病床利用率入院患者1人1日当たり収益外来患者1人1日当たり収益職員給与費対医業収益比率材料費対医業収益比率 |
経営の健全性・効率性について令和5年5月に新型コロナ感染症は第5類に移行し有事の診療体制から通常診療の体制に切替えを行ってきたが、病症利用率はそれ以前の状況に回復するには相当の時間を要するため、急激な回復には至らなかった。その結果、病床利用率は3.2%上昇したものの、入院単価は伸び悩んだため、医業収支比率は2.7%の若干増にとどまった。なお、令和5年度は空床補償が減額されたことから、経常収支比率は8%減少となった。一方、「職員給与費対医業収支比率」は減少しているが、インフレの進行により、令和6年度以降、職員給与費の増加が見込まれるため経営に与える影響が懸念される。 |
有形固定資産減価償却率器械備品減価償却率1床当たり有形固定資産 |
老朽化の状況について器械備品の減価償却率は、類似病院と比較すると1.5%低く器械備品の更新は一定進んでいると解される。一方で有形固定資産減価償却率は、類似病院と比較すると約9.6%と高くなっている。以上のことから、類似病院と比較し、建物及び設備機器の老朽化が懸念される。今後も、大規模な投資(建物、設備)が少ない中、計画的な小規模修繕等にて更新を行っていく必要がある。 |
全体総括当院は、兵庫県唯一の公的精神科病院として、その時代に対応した精神科医療を担ってきた。令和2年から始まった新型コロナ感染症は、令和5年5月に第5類に移行し、有事の診療体制から通常診療の体制に切替えを行ってきたが、それ以前の状況に急回復はせず、医業収益は大幅改善しなかった。また、空床補償が減額されたため、経常収支比率は下がり、赤字からの脱出はできなかった。また、大規模投資が期待できない中、老朽化した建物、設備及び器機のこまめな点検、計画的な改修等による費用抑制等を意識し、病院経営の健全化に努めているところである。引き続き、持続的な経営基盤の確立に向け、令和6年度に実施した県立病院経営対策委員会での検討などを踏まえながら、さらなる患者獲得を図るなど収支改善に取り組む。 |
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