経営の健全性・効率性について
この事業は供用開始後7年目の事業であるため、地方債残高も多く、加入率も57.6%とあまり高くはないため全体的に低水準となっている。全体の約4割が未加入であるため、今後加入世帯が増えれば全体的に良い方向に進むと思われる。だが、高齢者世帯及び単身世帯等の後継者のいない世帯が多いことから、今後も人口減少が進むと予想される。
老朽化の状況について
供用開始後7年目のため、機器の傷みや老朽化は比較的少ない。今後併用開始10年が近づいてくるため、修繕計画を立て計画的に機器の修繕を行いたい。来年度は流量の一番多いマンホールポンプのオーバーホールを予定している。
全体総括
供用開始後7年目であり処理区内の約4割は未加入であるため、経営の健全性、効率性の向上の余地はまだ残されている。施設利用率も年間全体では低い数値であるが、大型連休等の一日当たりの汚水処理量は少なくないので地域特性に合った設備投資であったと考えられる。課題としては、将来のメンテナンス費の確保であり、未加入者について早期の加入を図り財源確保に努めていきたい。