事業・施設概要
| 都道府県 | 大分県 | 経営主体 | 別府市 |
|---|---|---|---|
| 事業名 | 下水道事業 | 業種名 | 公共下水道 |
| 会計適用区分 | 法適用 | 類似団体区分 | Bc1 |
| 行政区域内人口 | 111,319人 | 現在処理区域内人口 | 77,558人 |
| 現在水洗便所設置済人口 | 69,672人 | 現在処理区域面積 | 1,375ha |
| 晴天時現在処理能力 | 55,200m³/日 | 下水管布設延長 | 311km |
注:施設・業務量は当該年度値。e-Stat原表との値照合が完了した項目を優先した。
経営の健全性・効率性について
①経常収支比率全国平均や類似団体平均値よりも低い値となっており、100%を下回る慢性的な赤字体質であるため経営改善に向けた取り組みが必要です。②累積欠損金比率当該値は法適用後の5年で85.53%であり、経営の健全性に問題がある状況です。中長期の経営改善を図っていく必要があります。③流動比率100%以上であることが必要ですが、全国平均や類似団体平均値よりも低い値となっています。増収対策や支出を抑制し支払能力を高めるための経営改善を図っていく必要があります。④企業債残高対事業規模比率類似団体平均値と比較して128.04P上回っています。建設改良事業の財源として企業債の充当率見直しや使用料水準の適正化などの検討が必要であると考えます。⑤経費回収率100%以上であることが必要ですが、毎年度100%を下回っており類似団体平均値と比較して9.15P下回っている状況です。経費の節減と使用料水準の見直しが必要であると考えます。⑥汚水処理原価全国平均や類似団体平均値と比較して低い値となっています。主な要因は、汚水処理のうち維持管理に関する経費が低く抑えられていることによるものです。⑦施設利用率全国平均や類似団体平均値と比較して高い値となっており、有効に施設が利用されているといえます。⑧水洗化率全国平均、類似団体平均値と比較して低い値となっています。使用料収入に直結することから、100%に近づくよう公共下水道への接続に向けた奨励を進めていく必要があります。
老朽化の状況について
①有形固定資産減価償却率全国平均や類似団体平均値と比較して低い値となっているものの、管渠の老朽化が進んでいる状況であり、上昇傾向にあります。②管渠老朽化率全国平均や類似団体平均値と比較して高い値となっており、管渠の老朽化が進んでいる状況です。改善に向けて事業費の平準化、効率的な維持管理、更新を計画的に進めていく必要があります。③管渠改善率数値が低いことから管渠の更新ペースの遅れが生じているといえます。事業や投資計画等の見直しなど、中長期の見通しを踏まえた長寿命化等に取り組む必要があります。
全体総括
経常収支比率は100%を下回り、累積欠損金比率は5年で80%を超えている状況です。また、経費回収率も恒常的に100%を下回る慢性的な赤字体質となっています。令和7年度の使用料改定により財務状況の改善を図ります。また、下水道使用料は新規接続により上昇傾向にあるものの、人口減少や近年の物価高騰に伴う支出の増加は、喫緊の課題となっています。今後も、経費の節減はもとより、使用料の増収対策や使用料の周期的な見直しを進め、安定的な事業運営の構築に努めます。管渠老朽化率は上昇傾向にあり、管渠改善率は低くなっており、更新が進んでいない状況です。また、職員数の減少も課題であり、公共下水道サービスを将来にわたり安定して提供し続けることができるよう、DXの活用や広域化等による経営改善の取り組みが急務となっています。経営戦略の投資計画及び収支計画について進捗管理や見直し等の事後検証を着実に行い、経営改善に向けてPDCAサイクルを回すことを継続的に実施していくことが重要です。
経営状況
収支構造
総額18.1億円
総額19.9億円