末端給水事業
公共下水道
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経常収支比率累積欠損金比率流動比率企業債残高対給水収益比率料金回収率給水原価施設利用率有収率 |
経営の健全性・効率性について①経常収支比率は、類似団体平均値よりも高い水準となっていますが、100％を上回っているため、概ね健全な経営状況にあるといえます。対前年度比較では2.74P増となっていますが、この主な要因は、経常費用（動力費等）が減少したことによるものです。②累積欠損金比率は、0％であり累積欠損金が発生しておらず、経営状況は健全であるといえます。③流動比率は、類似団体平均値よりも低い水準となっていますが、100％を大きく上回っているため、財務状況は安全であるといえます。④企業債残高対給水収益比率は、料金水準や企業債の借入状況によって変動しますが、類似団体平均値よりも低い水準であり、経営状況は健全であるといえます。⑤料金回収率は、類似団体平均値よりも高い水準となっており、100％を上回っていることから、必要な経費を給水収益で賄えており、経営状況は健全であるといえます。⑥給水原価は、類似団体平均値よりも低い水準となっています。対前年度比較では、3.49円の減となりましたが、この主な要因は、有収水量の増加及び経常費用が減少したことによるものです。⑦施設利用率は、類似団体平均値よりもやや低い水準となっており、施設能力が過大であると見られますが、災害時や施設事故等の際には一定の余裕を確保することは重要です。将来においては、水需要が減少傾向にあるため、施設利用率はさらに低下することが予測されますが、災害時や施設更新時の水運用状況、運転管理や維持管理を考慮した上で、効率的かつ、効果的な施設運用形態を構築し、費用の抑制をしつつ、施設の統廃合やダウンサイジングを検討する必要があります。⑧有収率は、類似団体平均値よりも低い水準ですが、当市は経年管が多く、また高地区と低地区の高低差が約300ｍあることや、水道管と温泉管の併設等の特性があることが要因と考えられます。 |
有形固定資産減価償却率管路経年化率管路更新率 |
老朽化の状況について①有形固定資産減価償却率は、類似団体平均値よりも高い水準となり、年々比率が上昇傾向にあります。今後も、計画に基づいた更新を行っていく必要があります。②管路経年化率は、類似団体平均値よりも高い水準となっており、年々比率が上昇傾向にあります。これは当市の上水道が大正6年に給水を開始して以来106年が経過しているため、法定耐用年数を経過した管路が多く存在することが要因と考えられます。今後も、計画に基づいた着実な更新が必要です。③管路更新率は、類似団体平均値よりも低い水準となっています。信頼性確保のため優先度を見極めながら着実に更新していく必要があります。 |
全体総括当市の経営の健全性、効率性については、概ね良好と判断しています。しかし、経年に伴う施設の老朽化による更新需要は増大しており、引き続き厳しい財政状況になることが予想されます。今後も計画に基づいた設備投資と、効率的な事業運営を行っていく必要があります。また、将来にわたって安定的に事業を継続していくためのビジョンに基づき、アセットマネジメントを活用しながら分析検証を行い、持続する事業への対策を講じなければならないと考えます。 |
出典：
経営比較分析表
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