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地方財政ダッシュボード

長崎県新上五島町の財政状況(2012年度)

🏠新上五島町

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収録データの年度

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総括表

人口の推移

財政比較分析表(2012年度)

財政力指数の分析欄

○人口の減少や全国平均を上回る高齢化率(24年度末34.6%)に加え、町内に中心となる産業がないこと等により、財政基盤が弱く、類似団体平均をかなり下回っている。このため、平成23年3月に「第2次行財政改革大綱」を定め、歳入・歳出の見直しを行い、行政の効率化に努めることにより、財政の健全化を図る。

経常収支比率の分析欄

○類似団体平均を上回っているのは、合併による職員数の増大、公債費の増嵩が主な要因となっている。このため、平成17年12月に「財政健全化計画」を策定し、徹底した歳出削減と歳入の見直しを実施した。今後は、平成23年3月に策定し、平成25年8月に見直しを行った「財政運営適正化計画」に基づき、内部管理経費及び職員数の削減、投資的経費の抑制など、歳入規模に見合った歳出構造への転換、また、将来の公債費負担抑制のための繰上償還の実施など、財政の硬直化が進行しないよう努める。

人口1人当たり人件費・物件費等決算額の分析欄

○人件費、物件費及び維持補修費の合計額の人口1人当たりの金額が類似団体平均を上回っているのは、主に人件費が要因となっている。これは、合併による職員数の増加によるもので、平成24年度末で409人と類似団体と比べてかなり多いためである。これに伴い、平成23年3月に「第2次定員適正化計画」を策定し、職員数の削減に努めており、今後も計画を遵守して平成27年度末までに356人体制を目指していく。

ラスパイレス指数の分析欄

○平成17年度から平成21年度までの5年間は、特別職及び職員の給与カット(一般職員10%)の実施を行っていたため、類似団体平均を大きく下回っていたが、平成22年度以降は、給与の復元を行ったため、類似団体平均に近くなった。

人口1,000人当たり職員数の分析欄

○前回の「行財政改革大綱(平成17年度~平成21年度)」において、99人(普通会計)の削減を行ってきたものの、人口当たり職員数を類似団体と比較すると、突出して多く、更なる削減が必要である。平成23年度からは、「第2次行財政改革大綱(平成23年度~平成27年度)」を推進し、平成27年度には、356人(普通会計)を目標とする。

実質公債費比率の分析欄

○普通建設事業費に係る起債償還等に伴い上昇し、類似団体平均を上回っている。平成23年3月に策定した「第2次行財政改革大綱」「財政運営適正化計画」に則り、平成28年末では、類似団体平均を下回る8.2%を目標とし、努力する。

将来負担比率の分析欄

○類似団体平均を上回っているのは、主に地方債残高が多いためである。今後は、平成23年3月に策定し、平成25年8月に見直しを行った「財政運営適正化計画」に基づく地方債の発行上限の設定により、新規発行を抑制するとともに、計画的な繰上償還を実施し、後世への負担を少しでも軽減するよう財政の健全化を図る。

経常経費分析表(経常収支比率の分析)(2012年度)

人件費の分析欄

○平成16年8月に5町が合併したことで職員数が過大となり、類似団体と比較すると高くなっている。平成17年に策定した「定員適正化計画」により、平成24年度末で409人(普通会計)とはなったが、これでもまだ過大な状況である。今後は、平成23年3月に策定した「第2次定員適正化計画」により、平成27年までに356人(普通会計)を目標に努力する。

物件費の分析欄

○物件費に係る経常収支比率が類似団体平均を下回っているのは、平成17年12月に策定した「行財政改革大綱」により、施設の維持管理等経費の見直しを行った結果である。今後は平成23年3月に策定した「第2次行財政改革大綱」を推進し、公共施設の統廃合や民営化、民間委託の推進など、更なるコスト削減に努力する。

扶助費の分析欄

○扶助費に係る経常収支比率が類似団体平均を下回っているのは、自主財源が乏しい財政状況の中、独自に事業の抑制をしていることが要因である。早期に財政の健全化を図り、福祉の充実に努めたい。

その他の分析欄

○その他に係る経常収支比率が類似団体平均を下回っているのは、公営企業会計の使用料・手数料の見直しやコスト削減により繰出金を抑制したことが主な要因であり、今後も平成23年3月に策定した「第2次行財政改革大綱」を推進し、更なるコスト削減等に努力する。

補助費等の分析欄

○物件費に係る経常収支比率が類似団体平均を下回っているのは、平成17年12月に策定した「行財政改革大綱」により、施設の維持管理等経費の見直しを行った結果である。今後は平成23年3月に策定した「第2次行財政改革大綱」を推進し、公共施設の統廃合や民営化、民間委託の推進など、更なるコスト削減に努力する。

公債費の分析欄

○合併前の大型事業実施によって地方債残高が増加した影響で、地方債の元利償還が膨らんでおり、公債費に係る経常収支比率は、類似団体平均を13.1ポイント上回っている。そのため、「財政運営適正化計画」では、地方債の発行限度額を定めるとともに、計画的な繰上償還を実施することとし、将来の償還額の圧縮に努めている。

公債費以外の分析欄

○公債費以外に係る経常収支比率のうち、人件費以外は各種行財政改革による経常経費の抑制・削減・見直しにより、類似団体平均を下回っている。唯一類似団体平均を上回っている人件費については、、平成23年3月に策定した「第2次定員適正化計画」により職員数を削減し、人件費の抑制を図る。

実質収支比率等に係る経年分析(2012年度)

分析欄

○財政調整基金残高については、平成21年度の国の経済対策が影響し、4.79%増となっているが、通常年度については、0.6~1.5%の増(金額にして約1億円)となっている。○実質収支額については、毎年度2億円前後となっており、普通交付税等の影響で標準財政規模の増減があるため、実質収支比率は1.9%前後となっている。○実質単年度収支については、計画的な繰上償還等を行うことにより7%を超える割合となっている。

連結実質赤字比率に係る赤字・黒字の構成分析(2012年度)

分析欄

○全会計ともに黒字である。どの会計についても、標準財政規模の増減により多少の変動はあるが、ほぼ横ばいで推移している。今後も一般会計からの繰出金を抑制しつつ、連結実質赤字を出さないよう努力する。

実質公債費比率(分子)の構造(2012年度)

分析欄

○全体の90%以上が元利償還金であり、平成23年3月に策定し、平成25年8月に見直しを行った「財政運営適正化計画」に基づき、地方債の新規発行を抑制するとともに、計画的な繰上償還を実施することで、元利償還金の減額に努めることが最重要である。

将来負担比率(分子)の構造(2012年度)

分析欄

○毎年度減少はしているが、主に地方債残高が多いために将来負担比率が類似団体を上回っている。平成23年3月に策定し、平成25年8月に見直しを行った「財政運営適正化計画」に基づき、地方債の新規発行を抑制するとともに、計画的な繰上償還を実施することで、地方債残高の減額に努める。また、同時に行財政改革により生じた効果額等を基金へ積立し、充当可能基金の増額にも努める。

出典: 財政状況資料集, 統一的な基準による財務書類に関する情報,