岡山県矢掛町:国保病院の経営状況(2022年度)
岡山県矢掛町が所管する病院事業「国保病院」について、2022年度の経営状況と分析コメントを確認できるページです。
収録データの年度
2023年度2022年度2021年度2020年度2019年度2018年度2017年度2016年度
経営比較分析表(2022年度)
経営概観
比率の前に、損益と患者数の推移から病院の規模感と経営の流れをひと目で確認できます。
2022年度
-1,565万円
前年差 -1,230万円
2022年度
-2.12億円
前年差 -671万円
2022年度
1.33億円
前年差 -1,311万円
2022年度
35,080件
前年差 -2,090件
患者と収益の動き
患者数と収益を並べて見ることで、病床利用率や患者単価の背景にある変化をつかみやすくします。
2022年度
35,080件
前年差 -2,090件
2022年度
37,488件
前年差 -10件
2022年度
9.88億円
前年差 +1,343万円
2022年度
3.26億円
前年差 +2,198万円
地域において担っている役割
町内唯一の救急告示病院として町内救急搬送の90%以上を受け入れており、町民の安心・安全な医療環境に大きな役割を果たしている。また、眼科・耳鼻科・婦人科等に加え,令和元年度から精神科の開設や泌尿器科の正式標榜を行うなど地域のニーズに応じた医療の他、CT・MRI等の高度医療機器を使った高度・先進医療の提供も行っている。さらに地域包括ケアシステムの構築については、町行政等との支援会議を定期的に行うなど健全運営に取り組んでいる。新型コロナやインフルエンザ等感染症への対応としては、発熱外来による検査体制やワクチンの個別接種などを継続している。
経営の健全性・効率性について
本年度は新型コロナの感染爆発の波が続き、職員に家族を含めた感染者や濃厚接触者が断続発生、人員体制が整わず患者数の抑制が慢性化した。経営的には厳しい局面であるが、医業収支比率・病床利用率は類似病院との比較で一定の高水準を維持している。今後は病床利用率をコロナ禍前の水準に戻すことが第一目標となる。一方、職員給与費対医業収益比率においては悪化傾向にあるため、収益に見合った給与費構成を目指して検討したい。1人1日当たり収益においては、入院・外来とも類似病院を下回る水準となっている。人員配置の見直しで地域包括ケア病床14床を一般病棟から療養病棟へ移し、よりフレキシブルなベッドコントロール実現とともに収益単価の改善を目指す。
老朽化の状況について
建物については平成17年度に大規模改築・改修工事を行なったが、建物内部の設備や器械備品については老朽化に伴う更新を進めており、今後も計画的に取り組んでいく必要がある。本年度においては3階療養病棟のナースコール端末設備、院内ネットワーク設備、眼科眼底像撮影装置、心電計の更新等を行った。令和5年度は主たる燃料源となるLPガス設備、手術室のオートクレーブ(高圧蒸気滅菌器)や骨密度測定装置の更新等を予定している。
全体総括
本年度については、医業収益はコロナ患者や発熱患者の受入増により入院・外来収益は微増となったものの、前年度のコロナワクチン集団接種受託収入からの反動減となった。医業費用では、発熱患者対応に伴う材料費や世界的物価高騰による光熱費などの急増が顕著だった影響もあり、経常収支比率は悪化した。病床利用率は高水準を維持しており地域での必要度は高いといえるが、今後の経営安定化には紹介患者の増など入院・外来ともに安定した患者数を確保していくとともに、給与費などを中心に費用の適正化を図り、医業収支比率の改善による累積欠損金の解消を目指す必要がある。町内唯一の公立病院として、救急医療・不採算部門への取り組みを経営バランスも考慮しつつ継続するとともに、町内医療機関や近隣の急性期病院との連携を図り、地域の中核病院としての役割を担っていく。
出典:
経営比較分析表
,
よくある質問
このページで何が分かりますか?
国保病院の2022年度の経営比較分析表、主要指標、分析コメントを確認できます。
データの出典はどこですか?
総務省の『経営比較分析表』をもとに構成しています。
自治体本体の財政も見られますか?
ページ上部の矢掛町リンクから、自治体本体の財政状況ページへ移動できます。