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岡山県総社市:公共下水道の経営状況(2015年度)

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経営比較分析表(2015年度)

経常収支比率

収益的収支比率

累積欠損金比率

流動比率

企業債残高対事業規模比率

経費回収率

汚水処理原価

施設利用率

水洗化率

経営の健全性・効率性について

「①収益的収支比率」は,年々増加しているが,「⑤経費回収率」については,類似団体や全国平均を下回っており,また「⑥汚水処理原価」については類似団体や全国平均を上回っている状況の中で,現在のところ経営の健全性や効率性はについては改善されてきてはいるといっても、将来的には大きな課題を残しています。また,水洗化率については全国平均を大きく上回っているものの,施設利用率については平均を下回っており,施設の有効利用がその課題と言えます。

有形固定資産減価償却率

管渠老朽化率

管渠改善率

老朽化の状況について

総社下水処理場については,日本下水道事業団の指導のもと,順次計画的に必要な更新投資を行ってきてはいるものの,山手浄化センターについては,稼動後約32年が経過する中で必要な更新投資を見送ってきた経緯もあり,そのあり方について検討段階にあります。また,管渠の老朽化に対しては,まだ未着手でこれからというところであり,今後の課題といえます。

全体総括

現在,経営の健全性については改善されてきてはいるものの,一般会計からの繰出金に大きく依存していることは否めないため,今後も施設の老朽化に伴って更新費用の増大や修繕費の増大が見込まれてくる中では,経営状況の悪化が予想されるところです。今後は,10年概成の中で未普及解消事業から施設の更新へとシフトチェンジして一定の目途をつける中で,下水道使用料の見直しを検討し,経費の回収率を向上させると伴に,汚水処理原価についても全国平均並みに下げていくことが今後の課題となっています。

出典: 経営比較分析表,

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