事業・施設概要
| 都道府県 | 奈良県 | 経営主体 | 五條市 |
|---|---|---|---|
| 事業区分 | 末端給水事業 | 会計適用区分 | 法適用 |
| 類似団体区分 | A6 | 行政区域内人口 | 31,086人 |
| 現在給水人口 | 29,582人 | 給水区域面積 | 12,435ha |
注:人口・面積は当該年度値。
経営の健全性・効率性について
H29.4.1で市直営の簡易水道事業を上水道事業に統合した。経営環境上不利な山間地を地盤とするため、運営経費に比した収入が十分には得られない。料金回収率が前年に100を割り込んでいることから、統合前の旧上水道事業自体の収益性が芳しくなかったので、簡易水道事業を受け止めきれなかったのが①~⑥まで広く見て取れる。ただし、施設の利用率や有収率は簡易水道事業の方が優っていることから、改善が見られる。有収率については旧上水道事業で漏水事故の多発と発見遅れ(30年度で対応)が響いており、効果を相殺してしまった。料金について、H30.4.1ご使用分から10%改定、H31.4.1ご使用分からさらに9%改定することになっており、料金回収率は90%近くまでの回復を目指している。
老朽化の状況について
簡水事業は整備途上にあるため老朽管が比較的少なく、管路経年化率と管路更新率で顕著に指標が改善している。ただし、旧上水道事業エリアについて目立った進捗がなかったので、劇的な改善はない。国庫補助を活用した資金獲得と、31年度以降に石綿セメント管等の老朽管路の優先的更新を計画しており、効果が期待される。
全体総括
総合的には営業赤字・営業外黒字・経常収支赤字・当期純損失という過去にない不調に陥っている。30年度で料金収入の10%改定を実施していることから、大幅な改善を果たすものと期待されるが、当年度純利益計上となるのはさらに9%改定する31年度までは不可能である。石綿セメント管に代表される脆弱な老朽管路を優先的に更新して、送配水管からの漏水を減らし、修繕費等変動費を根本的に減らすのが急務である。完成まで遠い簡易水道エリアの整備を確実に進めつつ、経費の縮減に努めることが当面取るべき施策であると考えられる。
経営状況
収支構造
総額9.8億円
総額10.9億円