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経常収支比率収益的収支比率累積欠損金比率流動比率企業債残高対事業規模比率経費回収率汚水処理原価水洗化率 |
経営の健全性・効率性について経常収支比率は102.24%となり、類似団体平均値の106.65%よりは低いものの、経常収支で黒字を計上することができた。累積欠損金比率は0%となっており、類似団体よりも健全な状態となっている。流動比率は翌年度償還の建設改良に充てた企業債の計上により25.78%となり、類似団体平均値の85.86%を大きく下回った。企業債残高対事業規模比率は1,328.5%となり、事業開始当初の大規模投資分の企業債が残っているため、類似団体平均値の約2倍となった。経費回収率は93.87%で、平成30年4月の下水道使用料の改定等の影響により、類似団体平均値92.66%よりも若干高い数値となっているが、汚水処理に係る経費を下水道使用料で賄えていない状態となっている。汚水処理原価は147.28円で、類似団体平均値139.12円よりも高い数値であり、前年度よりも4.62ポイント上昇した。なお、施設利用率については、単独処理場を設置していないため、当該値を計上していない。 |
有形固定資産減価償却率管渠老朽化率管渠改善率 |
老朽化の状況について有形固定資産減価償却率は、令和元年度から地方公営企業法を適用したため、類似団体平均値よりも低くなっている。管渠老朽化率は0.00%になっているが、汚水管渠は供用開始後35年程度であり、法定耐用年数を経過した管渠は存在しないためである。管渠改善率は0.00%になっているが、汚水管渠は供用開始後35年程度と著しい劣化は見られないためである。地域条件によっては劣化が進行している管渠もあることから、それらの管渠については、ストックマネジメント計画に基づき、計画的に点検調査を行い、順次改築更新を行っていく。供用開始から35年以上経過するポンプ場については、ストックマネジメント計画に基づき改築更新を行っている。 |
全体総括令和5年度決算では収益的収支で最終黒字を計上することができたが、今後は、下水道施設の整備及び更新に伴う減価償却費の増加、流域下水道維持管理負担金の増加、企業債償還金が高水準で継続すること等により、厳しい経営が続く見込みである。その中で、今後も下水道サービスを持続できるよう効率的な事業運営を目指すため、令和2年度から令和11年度までを計画期間とする「第4次貝塚市中長期下水道整備計画」及び「貝塚市下水道事業経営戦略」について、令和6年度が折り返し地点になることから、これまでの実績を検証するとともに、社会情勢や水需要及び下水道事業を取り巻く環境の変化、それを踏まえた投資・財政計画を反映した内容に見直し、今後も、計画的な整備・改築更新を進めるとともに、更なる経費の節減、安定的な収入の確保に努め、収支改善に向けた取組みを着実に進めていく。 |
出典:
経営比較分析表
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