事業・施設概要
| 都道府県 | 愛知県 | 経営主体 | 美浜町 |
|---|---|---|---|
| 事業名 | 下水道事業 | 業種名 | 農業集落排水 |
| 会計適用区分 | 法非適用 | 類似団体区分 | F2 |
| 行政区域内人口 | 21,589人 | 現在処理区域内人口 | 198人 |
| 現在水洗便所設置済人口 | 178人 | 現在処理区域面積 | 15ha |
| 晴天時現在処理能力 | 320m³/日 | 下水管布設延長 | 5km |
注:施設・業務量は当該年度値。e-Stat原表との値照合が完了した項目を優先した。
経営の健全性・効率性について
①収益的収支比率は100%前後ではあるが、これは一般会計からの繰入金に依存しているためであり、営業収益を向上させ経営の改善が必要である。また、④企業債残高対事業規模比率においても、一般会計からの繰入金により企業債を償還しているため、同様に営業収益の向上させ経営の改善が必要である。⑤経費回収率では類似団体平均値が約57%であるのに対し17.8%となっていることから、料金収入が少ないことが伺える。昨年度より接続件数が増加したことでやや上昇したが、今後も適正な使用料収⼊の確保及び汚⽔処理費の削減が必要である。⑥汚水処理原価は約640円であるが、使用料の増加及び修繕費の節約により汚水処理費が減少したことが要因で、昨年よりも低い数字となっている。類似団体の平均値と比較すると高い処理費となっている。これはここ数年間、機器の修繕を行っていること及び夏季の海水浴客等の流入人口に対応可能な処理場を有しており、汚水処理費が非常に高いためである。⑦施設利用率は類似団体平均値が50%強に対し、約5分の2程度となっている。本地区の特徴として夏季における海水浴客を見込んだ計画としているが、年最大処理水量は近年の企業保養施設廃止等の影響により、50%強の利用率しかない。また、処理区域内人口も徐々に減少しており、適切な処理施設の規模となっていないため、今後は最⼤稼働率を考慮した計画処理能⼒、施設の耐用年数を踏まえ、適切な処理施設の規模を精査し維持する必要がある。⑧水洗化率は処理区域内人口減少の結果、類似団体平均値と比較して高い数値となっている。
老朽化の状況について
③管渠改善率は0%となっているが、これは標準耐用年数を経過した管渠がなく更新する必要がないためである。しかしながら約25年後には耐用年数を迎えることになる。
全体総括
下水道の経営は料金収入が少ないため一般会計からの繰入金に依存している状況である。この先、定住人口や海水浴客等の流入人口が減少傾向にあるため、料金収入の増加は見込めないことから、一般会計からの繰入金に依存しない健全な経営になるような取組が必要である。将来において継続して処理施設の修繕工事を実施していく費用が必要となるが、処理施設の適切な規模を再検討する必要がある。また管渠については現時点で中継ポンプ施設以外の更新費用は必要ないが、本地区は平成8年度に供用開始されており、約25年後には標準耐用年数を迎えることになるため、適切な更新計画に基づく投資が必要である。令和2年度に経営戦略を策定したが、更なるコスト策減を目指し、適宜見直しを図っていく。(経営戦略の見直し時期は令和12年度を予定している。)
経営状況
収支構造
総額2,950.8万円
総額1,527.5万円