施設及び業務概要等
| 基本情報 | |||
|---|---|---|---|
| 都道府県 | 愛知県 | 経営主体 | 蒲郡市 |
| 病院名 | 蒲郡市民病院 | 法適用区分 | 当然財務 |
| 業種名・事業名 | 病院事業 | 病院区分 一般病院、結核病院、精神科病院の別です。 | 一般病院 |
類似区分 一般病院のみ病床数により区分します。結核病院と精神科病院は、病院区分と同じ値が入力されます。 | 300床以上400床未満 | 管理者の情報 管理者を設置している場合に、当該管理者の職歴を記載する項目です。 | 管理者非設置 |
経営形態 直営又は指定管理者制度導入の別です。 | 診療科数 標榜している診療科目数です。 | 30科 | |
DPC対象病院 診断群分類別包括評価制度(Diagnosis Procedure Combination)の対象であるかを示します。総務省「経営比較分析表の基本情報」では「DPC対象の有無」と定義されています。 | 特殊診療機能 総務省様式で、実施している項目を示します。 | 人間ドック、人工透析、集中治療室・冠疾患集中治療室、新生児集中治療室・未熟児室、運動機能訓練室、がん(放射線)診療 | |
指定病院の状況 総務省様式で、指定されている項目を示します。 | 救急告示病院、臨床研修病院、病院群輪番制病院 | 人口 当該地方公共団体の当該年度中1月1日現在の住民基本台帳人口です。 | |
| 施設概要 | |||
建物面積 病院施設の延面積です。 | 27,534m² | 不採算地区病院 不採算地区病院該当の有無です。 | 非該当 |
不採算地区中核病院 不採算地区中核病院該当の有無です。 | 非該当 | 看護配置 病棟単位で届け出られている入院基本料の施設基準に係る看護配置です。経過措置により新たな届出を要しないものを含みます。 | 10:1 |
許可病床(一般) 医療法第27条の規定による3月31日現在の使用許可病床数のうち、一般病床です。 | 382床 | 許可病床(療養) 医療法第27条の規定による3月31日現在の使用許可病床数のうち、療養病床です。 | 0床 |
許可病床(結核) 医療法第27条の規定による3月31日現在の使用許可病床数のうち、結核病床です。 | 0床 | 許可病床(精神) 医療法第27条の規定による3月31日現在の使用許可病床数のうち、精神病床です。 | 0床 |
許可病床(感染症) 医療法第27条の規定による3月31日現在の使用許可病床数のうち、感染症病床です。 | 0床 | 許可病床(合計) 医療法第27条の規定による3月31日現在の使用許可病床数の合計です。 | 382床 |
最大使用病床(一般) 病床機能報告制度で報告した最大使用病床数と同じ考え方で計算した、当該年度における一般病床の最大使用病床数です。 | 382床 | 最大使用病床(療養) 病床機能報告制度で報告した最大使用病床数と同じ考え方で計算した、当該年度における療養病床の最大使用病床数です。 | 0床 |
最大使用病床(施設全体) 病床機能報告制度で報告した最大使用病床数と同じ考え方で計算した、当該年度における施設全体の最大使用病床数です。 | 382床 | ||
| 業務概要 | |||
| 入院診療日数 | 366日 | 年延入院患者数 毎日24時現在の在院患者数と、当日の退院患者数を加えた人数の年度合計です。 | 106,904人 |
| 外来診療日数 | 243日 | 年延外来患者数 | 150,480人 |
| 職員数 | 656人 | ||
注:施設・病床・患者数・指定状況は、e-Stat「地方公営企業決算状況調査」の病院別データを基本とした。項目構成と用語の定義は、総務省「経営比較分析表の基本情報」及び「経営指標の概要(病院事業)」に準拠している。点線の下線がある用語を選択すると定義を表示する。
地域において担っている役割
令和5年5月8日から新型コロナウイルスは感染症法の位置づけが5類に移行されましたが、当院は同年9月末までは60床を専用病床として運用し、10月以降は各病棟で感染対策を徹底して新型コロナウイルス感染症に罹患された患者さんを受け入れました。このように新型コロナウイルス感染症への対応を行いながら、必要な医療を提供できるよう、名古屋市立大学病院との連携により充実した診療体制を幹として急性期の診療を実施しています。市内唯一の二次医療機関として、市内の救急搬送の89.4%を受入れ、急性期医療を提供する一方で、近隣市町からの患者の受入れもしています。高齢化が進み、糖尿病の罹患率も高いという当市の医療課題に対応するとともに、大学と遜色ない高度な医療を提供する役割も期待されています。
経営の健全性・効率性について
①経常収支比率は、医業収益が改善したものの、新型コロナウイルス感染症対策に係る国県補助金が減少し、材料費や職員給与費といった費用の増加が医業収益の増加を上回ったため、100%を下回ることとなりました。②医業収支比率は、医業収益は前年度対比11.8%の増加、医業費用が対前年度比5.2%の増となり、前年度より改善されました。③修正医業収支比率は、救急医療体制維持のために基準内ではあるが他会計からの繰入金を受けており、100%を下回る状況が続いていますが、入院、外来ともに収益が増加したことで、前年度より改善されました。④病床利用率は、コロナ患者を受け入れながら、高度な医療が提供できる体制づくり、地域連携の強化による経営改善の取り組みを継続したことで、対前年度比2.9%の増加となりました。⑤入院患者1人1日当たり収益は、手術内容の高度化等により上昇を続けていますが、全国平均、類似病院平均を下回っています。⑥外来患者1人1日当たり収益は、検査や外来での手術件数の増加、高額薬品を用いる化学療法を必要とする患者が増加しており、前年度より改善されましたが、入院と同様に全国平均、類似病院平均を下回っています。⑦職員給与費対医業収益比率は、人事院勧告を受けての給与引上げ、医師以外の職員に対しての地域手当の支給、定年延長の影響を受けての退職給付費の増といった要因で職員給与費は増加したが、医業収益がそれ以上に増加しているため、改善されました。⑧材料費対医業収益比率は、社会情勢等の変化による価格上昇の影響を大きく受け、また、アブレーションで使用するカテーテルなどの材料費が増加しており、高止まりしています。引き続きコンサルタント業者によるベンチマークを活用しながら、薬品費や診療材料費の価格交渉を継続します。⑨累積欠損金比率は、開院当時からの未処理欠損金が大きくなっており、平均値より高くなっていますが、ここ数年で改善しつつあります。
医業費用及び医業外費用に対する、医業収益及び医業外収益の割合で、通常の病院活動による収益状況を示します。算出式は「経常収益 ÷ 経常費用 × 100」です。
類似団体内順位53位/ 115団体
病院の本業である医業活動から生じる医業費用に対する医業収益の割合です。公営企業の算出式は「医業収益 ÷ 医業費用 × 100」です。
類似団体内順位46位/ 115団体
医業費用に対する修正医業収益の割合です。公営企業の算出式は「(入院収益+外来収益+他会計負担金を除くその他医業収益)÷ 医業費用 × 100」です。
類似団体内順位40位/ 115団体
病院施設が有効に活用されているかを判断する指標です。算出式は「年延入院患者数 ÷ 年延病床数 × 100」です。
類似団体内順位31位/ 115団体
入院患者への診療及び療養に係る収益について、入院患者1人1日当たりの平均単価を示します。算出式は「入院収益 ÷ 年延入院患者数 × 1,000」です。
類似団体内順位82位/ 115団体
外来患者への診療及び療養に係る収益について、外来患者1人1日当たりの平均単価を示します。算出式は「外来収益 ÷ 年延外来患者数 × 1,000」です。
類似団体内順位79位/ 115団体
医業収益の中で職員給与費が占める割合です。算出式は「職員給与費 ÷ 医業収益(営業収益)× 100」です。
類似団体内順位42位/ 115団体
医業収益の中で材料費が占める割合です。算出式は「材料費 ÷ 医業収益(営業収益)× 100」です。
類似団体内順位72位/ 115団体
医業収益に対する累積欠損金の状況を示します。公営企業の算出式は「累積欠損金(当年度未処理欠損金)÷ 事業の規模(医業収益)× 100」です。
類似団体内順位105位/ 115団体
老朽化の状況について
①有形固定資産減価償却率について、当院は平成9年10月に現在地へ移転してから26年が経過して、病院建物本体の減価償却は令和20年度まで続くため平均値を上回っています。今後は、新棟整備に合わせて、計画的に機器の整備、既存施設の改修を進めていきます。②器械備品減価償却率についても、前年度より高くなりました。財政状況などを考慮しながら、高額な医療機器を計画的に更新して最適化を図っています。近年はAIを搭載した診療機器や高度な術式に対応するための医療機器を導入しています。また、電子カルテシステムの更新を機に、ICT化に向けた診療体制づくりも一層の推進を図っています。地域の急性期医療を担う二次医療機関として、これからも安心して受診していただけるよう医療機器を整備していきます。
償却対象となる有形固定資産の減価償却がどの程度進んでいるかを示し、資産の老朽化度合いを表します。算出式は「有形固定資産減価償却累計額 ÷ 償却対象資産の帳簿価格 × 100」です。
類似団体内順位106位/ 114団体
有形固定資産のうち医療器械備品の減価償却がどの程度進んでいるかを示し、資産の老朽化度合いを表します。算出式は「器械備品減価償却累計額 ÷ 器械備品の帳簿原価 × 100」です。
類似団体内順位46位/ 114団体
1床当たりの有形固定資産の保有状況を示します。算出式は「償却対象となる有形固定資産の帳簿原価 ÷ 年度末病床数(合計)× 1,000」です。
類似団体内順位99位/ 115団体
全体総括
令和5年度は、新型コロナウイルス感染症患者の受入れを行いながら、急性期病棟での必要な手術、入院加療を行い、地域の基幹病院としての役割を果たし、その結果、入院、外来ともに収益は前年度を上回ることとなりました。しかし、円安の進行、原材料費、燃料費の上昇などの影響を受けた材料費の高騰、人事院勧告を受けての給与費の増加等、費用の増加が収益の増加を上回ったことで医業収支は悪化し、新型コロナウイルス感染症対策に係る国県補助金が減少したことから、平成30年度以来の赤字決算となりました。今後は、令和5年6月に公表した「蒲郡市民病院経営強化プラン」に掲げた「急性期医療の充実を中核としたこれまでの取組みの継続」「新棟による更なる機能の拡充」「地域の住民の生命を守るための機能の強化」「大学等との連携強化、地域での機能分化」「新たな環境変化に対応できる病院運営・経営の更なる進化」といった方向性のもと、寄附講座による医療の充実、診療体制の強みを積極的なPRして新規患者を確保して入院・外来収益の更なる増加を図ります。費用については、コスト削減意識を一層高めて事務を行い、新棟整備に合わせて、計画的に機器の整備、既存施設の改修を進めていきます。また、働き方改革を踏まえながら、医療スタッフの確保、育成を行います。こうした取組みにより、経営基盤を強化し、質の高い医療の安定的な提供に努めてまいります。
経営状況
収支構造
総務省「病院事業決算概況」の損益計算書に基づき、総収益を医業収益、医業外収益、特別利益に分け、入院・外来収益、他会計負担金、補助金、長期前受金戻入などの内訳を示しています。
総額97.1億円
収益区分ごとに、横幅を類似病院の平均構成比、高さを当該病院と類似病院平均との差(ポイント)として描くスカイライン図です。0より上は平均を上回り、下は平均を下回ります。
総務省「病院事業決算概況」の損益計算書と「費用構成表」に基づき、職員給与費、薬品費、その他医療材料費、減価償却費、光熱水費、修繕費、委託料、支払利息などの内訳を示しています。
総額101億円
費用区分ごとに、横幅を類似病院の平均構成比、高さを当該病院と類似病院平均との差(ポイント)として描くスカイライン図です。0より上は平均を上回り、下は平均を下回ります。
医業損益、医業外損益、経常損益、特別損益、純損益の関係です。各損益は収益から対応する費用を差し引き、利益を正、損失を負で示します。
注記:類似病院平均は同年度・同一類似区分の有効データによる独自集計。
利用状況
職員配置・給与の状況
100床当たり常勤職員数
平均給与月額
注記:用いた表:e-Stat「地方公営企業決算状況調査」表25・66(職種別給与)、表27・67(経営分析)。