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長野県阿南町:小規模集合排水処理の経営状況(2015年度)

🏠阿南町

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経営比較分析表(2015年度)

経常収支比率

収益的収支比率

累積欠損金比率

流動比率

企業債残高対事業規模比率

経費回収率

汚水処理原価

施設利用率

水洗化率

経営の健全性・効率性について

経常収支比率が100%を割り込み、単年度収支が赤字である事を示している。また、企業債残高対事業規模比率は平均値より高く、経営規模に比べ地方債の規模が大きいことによる利払負担が収益圧迫要因となっている。汚水処理原価が平均値より悪く、汚水流入量(有収水量)が少ない状況である。経費回収率は100%に満たず、維持管理に占める費用の割合が高い事を示している。施設利用率が平均値よりも悪く、整備した施設が現状では適切な水準の料金収入に結びついていないため、更なる水洗化率向上のため、接続推進に取り組む必要がある。施設効率を改善するとともに、経営のあり方(料金改定)や、今後の投資のあり方を見直す必要がある。

有形固定資産減価償却率

管渠老朽化率

管渠改善率

老朽化の状況について

供用開始から19年以上が経過し、今後処理場の劣化調査を行い、老朽化対策を検討する必要がある。管路については、更新の目安とする30年を経過しておらず、具体的な計画はない。

全体総括

人口減少等に伴い料金収入は伸び悩み、将来的には減少する見込みのため、適正な料金設定を検討する必要がある。汚水発生量の減少を見込み、全体費用を抑制するため、維持管理費の効率化により管理経費の削減を進める必要がある。水洗化率95%以上であるが、100%を目指し接続率向上の取り組みが必要である。少子高齢化とともに、未接続の家庭は高齢者世帯が多く、経済的負担等の理由により、伸び悩んでいる現状がある。地理的な制限があるため、施設の統合による効率化は不可能であり、現在の施設数(2施設)での規模で経営が続く予定。

出典: 経営比較分析表,

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