長野県箕輪町:特定環境保全公共下水道の経営状況(2014年度)
長野県箕輪町が所管する下水道事業「特定環境保全公共下水道」について、2014年度の経営状況と分析コメントを確認できるページです。
箕輪町
末端給水事業
公共下水道
特定環境保全公共下水道
農業集落排水
収録データの年度
2024年度2023年度2022年度2021年度2020年度2019年度2018年度2017年度2016年度2015年度2014年度
経営比較分析表(2014年度)
経営の健全性・効率性について
25,26年度共単年度収支は100%を上回っているが、実態は営業費用の約80%を町一般会計補助金並びに国・県等補助金を原資とする長期前受金戻入益で営業費用を賄っている構造となっている。流動比率は一般的には100%以上が必要とされるところ、25年86%、26年76%の水準である。25年度において類似団体のそれを大きく下回るのは、当町が1年先行して公営企業会計を適用しているためであり、26年度は類似団体を上回っている。企業債残高対事業規模比率は平成26年度実績では類似団体平均が1,436%であるのに対し2,368%となっている。単純に企業債残高/営業収益を平成25年度、平成26年度の両年度で比較すると指数は改善されており、企業債残高対事業規模比率の上昇は一般会計からの補助金の繰入による繰出基準の相違によるものである。経費回収率は公費負担分を除く汚水処理費を下水道使用料でどの程度賄っているかを示す指標で100%以上が標準とされている。類似団体と比較して高い水準にあるが、26年度においては100%を下回っている。汚水処理原価は類似団体の平均を大きく下回っていることから、経営の基本的問題は使用料水準にある可能性が高い。水洗化率が類似団体に比較して低く、水質保全の観点から、また使用料収入の確保のためにも向上させる必要がある。
老朽化の状況について
管渠の法定耐用年数が50年であることから全体指数としては現在のところ老朽化が進んでいるとは言えない。また、特定環境保全公共下水道は処理場を直接保有しておらず、公共下水道の処理場を利用していることも事業用資産全体の老朽化比率を考える場合には公共下水道、農業集落排水に比べると有利である。また、当町の場合新たな住宅建設に伴う管渠敷設工事と雨水排水設備工事が資本的支出を占め、既設設備の改善支出の実績がなく管渠改善率は0である。なお、25年度新会計制度移行に伴い、既存固定資産については24年度末の帳簿価額を「取得価額」とみなし、「法定耐用年数-経過年数」を償却計算のための「耐用年数」と考え償却を実施している。したがって、償却累計額を帳簿上は引き継いでいないため、類似団体の有形固定資産減価償却率とは計算のベースが異なり、単純な比較はできない。
全体総括
営業費用と企業債に係る利息等費用の営業外費用に対し、下水道使用料収入は総費用の37%程度の回収に留まっている。一般会計からの繰入金に大きく依存し、累積欠損金が生じている財務体質は健全とは言えない。水洗化率の向上に取り組むと共に使用料の見直しを検討する必要がある。将来にわたってサービスの提供が安定的に継続できるよう、中長期的な経営の基本計画である「経営戦略」を早期に策定し、経営の基盤強化を図りたい。
出典:
経営比較分析表
,
よくある質問
このページで何が分かりますか?
特定環境保全公共下水道の2014年度の経営比較分析表、主要指標、分析コメントを確認できます。
データの出典はどこですか?
総務省の『経営比較分析表』をもとに構成しています。
自治体本体の財政も見られますか?
ページ上部の箕輪町リンクから、自治体本体の財政状況ページへ移動できます。