事業・施設概要
| 都道府県 | 長野県 | 経営主体 | 箕輪町 |
|---|---|---|---|
| 事業区分 | 末端給水事業 | 会計適用区分 | 法適用 |
| 類似団体区分 | A6 | 行政区域内人口 | 24,273人 |
| 現在給水人口 | 22,880人 | 給水区域面積 | 3,010ha |
注:人口・面積は当該年度値。
経営の健全性・効率性について
□現状分析給水収益等で維持管理費や支払利息等の費用をどの程度賄えているかを表す”経常収支比率”は100%を超えており、収支上は黒字で累積欠損金は生じていない。当年度は減価償却費の減額などに伴い0.69ポイント増加した。給水に係る費用を給水収益でどれだけ賄えているかを表す”料金回収率”について、損益の基準となる100%を上回ったが、給水収益の減少により前年度比0.24ポイント減少した。短期的な債務に対する支払能力を表す指標である”流動比率”は基準である100%を上回り、流動負債の減少により前年度比89.8ポイント増加した。給水収益に対する企業債残高の割合である”企業債残高対給水収益比率”は企業債の償還が進んだことにより減少した。施設の利用状況や適正規模を判断する指標である”施設利用率”は、年間総配水量の増加に伴い、前年度比1.04ポイント増加している。一方で給水収益に直結する”有収率”は前年度比1.13ポイント減少している。■現状分析からみた課題料金回収率、給水原価は今後物価上昇により経費が増加すると料金回収率は100%を下回り、給水原価は増加する恐れがある。有収率は類似団体平均値よりも依然として低いことから引続き漏水等の対策に取り組む必要があると考えられる。平成30年度に策定済のアセットマネジメントを踏まえ、より効果的な管路更新を計画的に実施していきたい。
老朽化の状況について
”有形固定資産減価償却率”は前年比1.34ポイント増加した。これは取得した資産の減価償却が毎年進んでいることを示しており、時間の経過とともに資産の老朽化が進んでいることがわかる。ただし、法定耐用年数を超えた管路延長の割合を表す”管路経年化率”は、更新工事の実施により前年度比2.45ポイント減少している。一方で、補助金を活用した重要給水施設配水管布設替工事により老朽管路の更新を行っているが、”管路更新率”は管路更新した延長が前年度より短いことから減少している。今後も管路の更新計画および整備計画により、財政的な見通しと裏付けを得てから管路更新を実施していく。
全体総括
箕輪町人口ビジョンに示されるように、今後は人口減少が進み、これに伴うサービス需要の減少が予想される。また施設の老朽化に伴い更新需要は増大していくため、平成30年度に策定した「アセットマネジメント」により、耐用年数に達し更新時期を迎える管路の更新事業費の平準化を図りつつ財源確保や経営に与える影響を踏まえた上で計画的かつ効率的な管路更新に取り組む必要がある。これにより漏水等が減少し有収率が上昇することで給水収益の改善(経常収支比率の向上)が見込まれる。しかし、近年の職員給与費の増加や物価上昇により営業費用が増加すると料金回収率や給水原価は悪化していく。また公営企業に携わる人材の確保は、専門人材の確保や育成に割く予算が限られるため難しくなっていく。今後は広域的な人材活用や民間のノウハウ活用の検討が必要である。
経営状況
収支構造
総額4.9億円
総額4.6億円