事業・施設概要
| 都道府県 | 長野県 | 経営主体 | 岡谷市 |
|---|---|---|---|
| 事業区分 | 末端給水事業 | 会計適用区分 | 法適用 |
| 類似団体区分 | A5 | 行政区域内人口 | 49,670人 |
| 現在給水人口 | 49,515人 | 給水区域面積 | 1,983ha |
注:人口・面積は当該年度値。
経営の健全性・効率性について
①経常収支比率:100%を超えており、収支は黒字です。平成29年7月の水道料金引上げ改定より、比率は改定前に比べ高くなっています。②累積欠損比率:累積欠損金はなく、健全な経営状況です。③流動比率:100%以上であり、1年以内の債務に対する支払い能力がある状況です。④企業債残高対給水収益比率:平均より低く、収入規模に対して適正な借入れとなっています。⑤料金回収率:供給単価が給水原価を上回り、給水に係る費用が給水収益で賄われています。⑥給水原価:1㎥の水道水を供給するために必要となった費用をみるもので、平均より低い水準であることから、効率的な運用ができているものと考えます。⑦施設利用率:施設の利用状況や適正規模をみるもので、平均に位置しますが、人口減等に伴い給水量減の傾向であることから、施設の更新や配水システムの再構築などによるダウンサイジングを図り、効率性の向上に努めることが必要です。⑧有収率:水道施設からの配水量が収益につながっているかを判断するもので、数値が低く漏水などが多い状況です。水道管の経年劣化による漏水や配水量の見直しなどにより有収率は減少しているため、漏水調査などによる水道管修繕、漏水防止対策や計画的な水道管の更新が必要です。(平成29年度からは、給水人口の減により類似団体区分が変わったため類似団体平均が下がっています。)
老朽化の状況について
①有形固定資産減価償却率:資産の老朽度が平均を上回り、施設全体では老朽化が進んでいます。特に、主要な配水地が大正末期から昭和初期に築造されており、老朽化が著しい状況です。施設を適切に管理し維持補修してきましたが、危機管理の面からも早急に老朽化対策が必要です。②管路経年化率:法定耐用年数を超えた管路延長の割合から管路の老朽化をみるもので、現時点では、比較的管路の老朽化は進んでいない状況です。年次計画により老朽鋳鉄管の更新を実施してきましたが、管路大量更新時期を見据えて今後も計画的に更新を行う必要があります。③管路更新率:当該年度に更新した管路延長の割合を示すもので、現時点では法定耐用年数を超えた管路が少いため、すぐに更新する必要がないことから低い数値となっています。
全体総括
現状では健全な経営状況を保っています。しかし、中長期的な見通しでは、人口減等による給水量減に伴う収益の減少、また、施設の老朽化に伴う経費の増加が見込まれ、危機管理の面からも、施設の更新や配水システムの再構築などが急務となっています。このため、「岡谷市水道事業基本計画」や「岡谷市水道事業経営戦略」に基づき、適正な配水池容量の確保、効率的な配水システムの整備を着実に進め、安全・安心で安定した水道事業の継続と経営基盤の強化を図ってまいります。必要な投資には、経費節減に努め利益を貯え準備してきた財源や国の補助金、企業債(借入)を充てていくとともに、今後も適正な料金設定を確保し、経費節減に取り組みながら、健全経営に努めてまいります。
経営状況
収支構造
総額8.8億円
総額6.9億円