事業・施設概要
| 都道府県 | 福井県 | 経営主体 | 高浜町 |
|---|---|---|---|
| 事業名 | 下水道事業 | 業種名 | 公共下水道 |
| 会計適用区分 | 法非適用 | 類似団体区分 | Cd2 |
| 行政区域内人口 | 10,692人 | 現在処理区域内人口 | 7,410人 |
| 現在水洗便所設置済人口 | 7,058人 | 現在処理区域面積 | 332ha |
| 晴天時現在処理能力 | 5,700m³/日 | 下水管布設延長 | 83km |
注:施設・業務量は当該年度値。e-Stat原表との値照合が完了した項目を優先した。
経営の健全性・効率性について
①収益的収支比率及び⑤経費回収率から分かるように、両方とも100%未満であり、特に経費回収率は30%にも満たない。これは、現在の営業収益では総費用を賄えないということであり、つまり、一般会計繰入金の補填が無ければ総費用を賄うことができない経営状況にある。従って、⑧水洗化率90%を超えてはいるが、今後は集落排水との統合や、未水洗化世帯の加入者増加と料金の見直しによる使用料収入の増額を目指すと同時に、維持管理費等の営業費用の可能な限りのコスト縮減等に努めることが何よりも重要である。⑥汚水処理原価についても、類似団体の平均値より大きく上回っているため、前述同様の手立てを講じていく。ただし、当町の放流先は閉鎖性水域であり、放流水質の制限が厳しく、高度処理にて処理水を放流していることから、施設の維持管理費が標準より高額にならざるを得ない状況にもある。⑦施設利用率については、今後、集落排水の統合等が完了すれば、現在よりも施設利用率は多少上がると考えられる。④企業債残高対事業規模比率については、投資規模に比べ料金収入が低いため、ここ2年ほどは類似団体平均値の約4倍弱で推移している状況にある。現在は、施設整備の投資も一部の整備を除きほぼ完了していることから、建設当時のような多額の借入は発生しないものの、償還年数も長いため、しばらくは同様の傾向が続くものと予想される。
老朽化の状況について
公共下水道は平成11年4月の供用開始であり、管路整備は平成5年度から実施している。その管路の耐用年数は50年と長く、管路施設がまだ耐用年数に満たないことから、現状として特に管渠の更新・老朽化対策は行っていない。今後、長寿命化計画を検討し、効率の良い更新・改築を行う予定ではあるが、最も必要なことは、常日頃から管渠の管理点検業務を行い、その時々の状況に最も即した更新投資や老朽化対策を計画・実施していくことが肝要と考えている。
全体総括
当町は現在、主に都市計画区域内を基準に公共下水道区域として供用開始済みとなっているが、夏期の観光客数を想定した人口で施設規模を決定し整備している等の関係もあり、そのことが各指数にも顕著に表れた状況となっている。特に収支については使用料金だけでは全く支出を賄い切れず、一般会計繰入金の補填無くして会計を存続することは不可能な現状となっている。従って、前述のとおり今後の対応として、料金の見直しによる使用料収入の増額を目指すと同時に、維持管理費等の営業費用の可能な限りのコスト縮減に努め、一般会計繰入金のより一層の抑制を念頭に置いた適正な運営を心掛けていく。併せて、既に策定済みの施設長寿命化計画に基づき、各施設の状況に最も即した更新投資や老朽化対策を計画・実施し、長期的に持続可能な公共下水道事業を推進していく。
経営状況
収支構造
総額3.4億円
総額2.8億円