新潟県見附市:見附市立病院の経営状況(2022年度)
新潟県見附市が所管する病院事業「見附市立病院」について、2022年度の経営状況と分析コメントを確認できるページです。
収録データの年度
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経営比較分析表(2022年度)
地域において担っている役割
見附市立病院は、市内唯一の入院できる病院であり、救急車の受入れを行い、地域医療を担っています。県内の同規模の市では200~300床の病院が複数ありますが、見附市は94床の当院のみであるとともに、見附市の医師・看護師数は県平均を大幅に下回っていて、地域において当院が果たしている役割は大きいと考えられます。また、併設する老健「ケアプラザ見附」とともに、「医療・福祉の里」として市の健康政策も一体的に推進しています。長岡市の総合病院や市内医院と連携し、重症患者は長岡市の総合病院、中等症患者や回復期は当院と、それぞれの役割を分担し、円滑に地域医療が機能するよう努めています。
経営の健全性・効率性について
①経常収支比率・②医業収支比率・③修正医業収支比率:R4年度当期純損失は約910万円となり、一般会計繰出金に制限を設けたH16年度以降で最少の損失となったことから、それぞれ上昇しました。入院患者数の増、発熱外来実施、コロナワクチン集団接種実施、交付税拡充による一般会計繰出金の増などにより増収となった一方、老健での新型コロナクラスター発生による収益低下、光熱水費増の影響を受けました。④病床利用率:常勤医1名増と新病棟の効率的な運用により大きく増加しました。⑤入院患者1人1日当たり収益:横ばいです。⑥外来患者1人1日当たり収益:発熱外来により増加しましたが、R3年度の院外処方化から減少し、平均を下回る状況が継続しています。⑦給与費対医業収益比率:低下しました。併設老健のクラスター発生による収益低下などで、平均を上回る状況が継続しています。⑧材料費対医業収益比率:R3年度から院外処方化のため低下し、併設老健の材料の使用を伴わない医業収益があるため、平均値より低い値となっています。⑨累積欠損金比率:当期純損失の減により減少しました。
老朽化の状況について
当院の主な建物整備は、H4年度病院本棟建設、H6年度増築、H8年度併設老健建設、H27年度併設老健デイケア棟増築、R2年度新病棟増築、となっています。病院本棟・増築棟、併設老健は築30年程が経過し、近年中に空調設備・屋上防水・外壁などの大規模修繕が必要です。①有形固定資産減価償却率:R1年度までは平均よりも高く、老朽化が顕著でしたが、R2年度の新病棟建設により平均並みとなりました。②器械備品費減価償却率:R3年度にMRI更新により減少しましたが、R4年度は電子カルテの償却終了にともない増加しました。③1床当たり有形固定資産:老健施設併設のため平均よりも高い数値となっています。また、R2年度に新病棟を増築し病棟移転を行いましたが、旧病棟は他の用途で利用しており、除却していないことから高水準となっています。
全体総括
R4年度は病院と老健を合わせた病院事業全体での当期純損失が約910万円となり、一般会計繰出金に制限を設けたH16年度以降、最も損失が少ない年度となりました。また、病院単体では、開設以来初の当期純利益を計上(約7,680万円)しました。しかしながら、今後は、施設老朽化に伴う大規模改修による減価償却費増、人件費増と物価高騰、医療従事者確保が困難となる状況などをふまえると、病院を取り巻く環境は厳しいものと見込まれます。今後とも事業全体でさらなる経営効率化に取り組むとともに、地域医療サービスの安定的供給、水準の向上に努めます。
出典:
経営比較分析表
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よくある質問
このページで何が分かりますか?
見附市立病院の2022年度の経営比較分析表、主要指標、分析コメントを確認できます。
データの出典はどこですか?
総務省の『経営比較分析表』をもとに構成しています。
自治体本体の財政も見られますか?
ページ上部の見附市リンクから、自治体本体の財政状況ページへ移動できます。