新潟県見附市:見附市立病院の経営状況(2017年度)
新潟県見附市が所管する病院事業「見附市立病院」について、2017年度の経営状況と分析コメントを確認できるページです。
収録データの年度
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経営比較分析表(2017年度)
地域において担っている役割
見附市立病院は、市内唯一の入院できる病院であり、救急車の受入れを行い、地域医療を担っています。県内の同規模の市では200~300床の病院が複数ありますが、見附市は94床の当院のみです。また、見附市の医師・看護師数は県平均を大幅に下回っていて、地域において当院が果たしている役割は大きいと考えられます。また、併設する老健「ケアプラザ見附」とともに、「医療・福祉の里」として市の健康政策も一体的に推進しています。長岡市の総合病院や市内医院と連携し、重症患者は長岡市の総合病院、中等症患者や回復期は当院と、それぞれの役割を分担し、円滑に地域医療が機能するよう努めています。
経営の健全性・効率性について
④病床利用率は、H28年度までは70%代であったところ、H29年度は医師の増員により84.3%まで上昇し、効率的な病床利用ができています。⑤入院患者1日1人当たり収益は、わずかに減少していますが、類似病院比で約1.2倍高く、⑥外来患者1人1人当たり収益は、ほぼ横ばいで推移していますが、類似病院比で約1.7倍であり、入院・外来とも比較的高度な医療を提供していると考えられます。⑦職員給与費対医業収益比率は、年々上昇傾向ですが、類似病院比でH29年度は4.2ポイント優れており、人件費は比較的低く抑えられています。⑧材料費対医業収益比率は、H25年度から減少傾向ですが、類似病院比でH29年度は7.3ポイント劣っています。②医業収支比率は、ほぼ横ばいで推移しています(H26年度の低下は会計制度改正のため)が、類似病院比10ポイント程度高い値を保っています。①経常収支比率は、会計制度の改正によりH26年度は大幅に悪化しましたが、H28年度から一般会計補助金の繰入により改善していますが、H29年度は類似病院比で0.6ポイント劣っています。③累積欠損金比率は年々増加していますが、類似病院比で半分以下となっています。
老朽化の状況について
①有形固定資産減価償却率は年々増加しています。類似病院比でH29年度は11.5ポイント高く、固定資産の老朽化が進んでいます。特に②機械備品費減価償却率については類似病院比でH29年度は11.7ポイント高く、医療機器の老朽化が顕著です。③1床当たり有形固定資産は、年々増加しています。類似病院比では各年度とも高く、H29年度は18,172千円高額です。これは病院建設が平成2~4年度であり、バブル景気により建築単価が高額で、同指標の値が比較的高かったところに、電子カルテシステムなど新たに必要な固定資産が増えていることによるものです。
全体総括
経営の健全性・効率性については、材料費対医業収益比率が高く、経営を圧迫しています。収益性のある薬品の採用や、価格交渉による値引き率の向上など、改善にむけた取組を行うことで、年々低下傾向にあり、今後もさらに改善の努力をしていきます。材料費対医業収益比率以外の指標は、類似病院と比べ優れています。しかしながら、H29年度は医師の増加により病床利用率が80%を越えましたが、人件費の増加などにより経営収支・医業収支比率の改善が図れていないないため、より効率的な経営に努めていきます。施設の老朽化の状況は、特に医療機器で進んでおり、医療機器更新のサイクルを短くするためにも経営改善が必要です。また、建物も建築後25年が経過し、今後、大規模改修や建替等の必要があり、病床利用率の上昇の取組みと併せ検討が必要です。
出典:
経営比較分析表
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よくある質問
このページで何が分かりますか?
見附市立病院の2017年度の経営比較分析表、主要指標、分析コメントを確認できます。
データの出典はどこですか?
総務省の『経営比較分析表』をもとに構成しています。
自治体本体の財政も見られますか?
ページ上部の見附市リンクから、自治体本体の財政状況ページへ移動できます。