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神奈川県大和市:市立病院の経営状況(2019年度)

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経営比較分析表(2019年度)

地域において担っている役割

本院は長年にわたり、救急医療や災害医療および小児周産期医療の中核病院として、地域の医療需要に応えてきました。平成24年には地域がん診療連携拠点病院として指定を受け、また、令和元年には地域医療支援病院の承認を受け、地域におけるがん治療をけん引していくとともに、利用者が身近な地域で医療等が受けられるよう努めています。本院が地域から求められる役割は、構想区域における基幹病院の一つとして、また急性期医療の拠り所としてあり続けることであり、その機能の充実と強化に努めていかなければならないと考えています。

経常収支比率

医業収支比率

修正医業収支比率

累積欠損金比率

病床利用率

入院患者1人1日当たり収益

外来患者1人1日当たり収益

職員給与費対医業収益比率

材料費対医業収益比率

経営の健全性・効率性について

患者1人1日当たり収益及び病床利用率は上昇したものの、入院・外来ともに類似病院平均値を下回っており、また、経常収支比率・医業収支比率は前年度に比べて上昇したものの引き続き平均を下回るなど、病院経営は大変厳しい状況です。職員給与費対医業収益比率は下降し、平均を下回りました。引き続き、診療報酬請求の適正化等の確認を行い、収支改善に努めていきたいと考えています。

有形固定資産減価償却率

器械備品減価償却率

1床当たり有形固定資産

老朽化の状況について

器械備品の減価償却率は前年度より上昇し、ほぼ平均値となりました。有形固定資産全体及び1床当たり有形固定資産は平均値を上回っている状況です。原因を分析するとともに、今後は経営状況を踏まえながら購入機器の選定や施設改修等の時期を見極めていくことが必要であると考えています。

全体総括

本院は構想区域における基幹病院の一つとして、また急性期医療の拠り所として、長年にわたり、地域の医療需要に応えてきました。令和元年度もこれまでと同様に、地域の方々に安心・安全な医療サービスを提供できるよう、医療機器の更新や施設・設備の改修などを行ってまいりましたが、経常収支比率及び医業収支比率は平均を下回っており、病院経営は引き続き厳しい状況となっています。今後も、多くの患者さんに頼られる地域の基幹病院として存在し続けていくためにも、収支改善に向けた分析を行い、病院経営が安定するように努めてまいります。

出典: 経営比較分析表,

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