事業・施設概要
| 都道府県 | 東京都 | 経営主体 | 利島村 |
|---|---|---|---|
| 事業区分 | 簡易水道事業 | 会計適用区分 | 法非適用 |
| 類似団体区分 | D4 | 行政区域内人口 | 297人 |
| 現在給水人口 | 297人 | 給水区域面積 | 40ha |
注:人口・面積は当該年度値。
経営の健全性・効率性について
①収益的収支比率については、100%には満たせなかったがそれに近い数字にすることが出来た。収支改善のために支出の削減をしていく必要があるが、かん水井戸工事(R3)や管路更新(R4以降)などがある為、改善が厳しい現状にある。④企業債残高対給水収益比率については,平成30年度より行っている浄水場更新による影響により、企業債残高が大幅に増えた。⑤料金回収率については、小離島という地理的な条件から給水人口の伸び悩みにより今後の収入見込みが横ばいである。浄水場更新などの影響もあり改善が厳しい状況である。令和3年度以降に料金改定の実施を複数回に渡って検討しており、料金回収率の改善を目指したい。⑥給水原価については、国・都補助の対象とならない、脱塩施設メンテナンスの費用のほか、7年に1度のRO膜の交換もない為、低くなっている現状である。また、平成28年は渇水の影響で給水原価が大幅に増加した。平成30年にかけては減少傾向となっているものの、類似団体平均を上回っている。平成30年度より浄水場更新を実施しており今後は給水原価が増加していく事が予想される。⑦施設利用率については、貯水池の貯水量により急速ろ過棟の利用率及び脱塩施設棟の利用率に微量な影響がでる。また、渇水による節水をしていることから利用率が減少していた。その為、令和2年度は平均値と比べ数値が低くなっている。⑧有収率については、類似団体の平均を上回っている。平成30年度・平成31年度は漏水による捨て水が多く出ていることと、それに伴う減免措置などによる影響から減少傾向にあったが、令和2年度は漏水による影響が抑えられたため持ち直すことができた。
老朽化の状況について
平成27年から平成29年までに老朽化している管路更新を行い、全体の2割の更新を終えた。平成30年度より急速濾過施設等の主要設備の更新工事を行っており令和2年度に完了している。管路更新については、令和4年度より配水池から第2調整槽までの老朽管の更新工事を計画している。③管路更新率平成30年~令和2年は更新なしのため0。また脱塩施設の原水である、かん水井戸が経年劣化及び老朽化の為、早急な更新が必要になり優先的に令和3年度に井戸の新設工事を先行しておこなう。その為管路更新を令和4年以降に見送っている。
全体総括
平成21年4月に料金改定を行い、財務基盤の確立を図っているが、長期にわたる景気低迷の影響や節水意識の浸透、また小離島のため人口増加が困難な状況であり、給水人口の伸び悩みにより、収入見込みが横ばいとなっている現状である。村内に業務を受託できる事業者が存在せず、他に拠点を持つ業者に委託の見積もりを提出させた経緯があるが、コスト的に厳しいのが現状である。直営で運営するに当たり会計所属職員を1名に抑えているが、これ以上の人員減は運営に支障をきたす。脱塩施設と急速濾過施設があるが、脱塩施設はランニングコストが高く、急速濾過施設は天水に左右される。また、急速濾過施設はR3年度以降に新設した急速ろ過施設に切り替わる為、今後料金改定をする必要がある。老朽している部分の延命化を図りつつ、適正な使用料負担をおこなっていく。
経営状況
収支構造
総額3,127.7万円
総額3,092.1万円