事業・施設概要
| 都道府県 | 千葉県 | 経営主体 | 御宿町 |
|---|---|---|---|
| 事業区分 | 末端給水事業 | 会計適用区分 | 法適用 |
| 類似団体区分 | A8 | 行政区域内人口 | 7,074人 |
| 現在給水人口 | 6,897人 | 給水区域面積 | 2,484ha |
注:人口・面積は当該年度値。
経営の健全性・効率性について
前年度までに実施した償却資産の更新に伴い減価償却費が上昇を始めたことや、エネルギー事情により動力費が上昇したことなどにより経常費用は増加した。また、使用水量が前年度より増加し給水収益も若干増加したものの、一般会計繰出金等の減額により、経常収益が伸びず、経常収支比率は下がり、100%を下回った。単年度での損失は生じたが、欠損金は生じていないため、累積欠損金比率は0%となっている。流動比率については、決算による消費税が支払から還付になり、流動負債が減少し未収金が発生したものの、損失による現金資産の減少により、流動資産が減少し、前年度比でも低下したが、全国平均値と比較すると高い数値となっている。企業債残高対給水収益比率については、年度中の借入がなく償還が進み、給水収益が前年度より増加したことから比率は低下した。料金回収率については、100%を下回っている状況にあり、料金収入以外の営業外収益への依存が大きい状況にある。施設利用率については、当初計画が観光需要の見込みから平均配水量などを多く見ており、全国平均を下回っている。有収率については、管路の老朽化等が進行し、漏水等が増加したことに伴い、逓減している。令和4年度は、料金収入は増加したが、老朽化進行による経常経費の増加に加え、大型更新事業の実施等により、事業全体での費用は増加している状況にあるため、営業費用の抑制と平準化に努め、効率的かつ健全な事業運営を行い、事業維持に努める。
老朽化の状況について
事業開始当初に布設した管路について、40年以上が経過していることから管路経年化率が2.45%とり、更新時期を迎えている状況にある。管路更新率は0%であるが、主要管路である送水管更新に2か年で実施しており、施工中のため0%となった。老朽化の進行による配水管漏水の増加や鉛給水管交換など、修繕費や更新工事等の維持管理費用の増加が今後も見込まれる。制水弁において塩害による不具合が見られることから、制水弁更新を順次実施するとともに、道路修繕に併せ鉛給水管の布設替えを行うなど、事業の効率化を図っている。毎年増加する維持管理に要する財源確保と事業合理化による、効率的な更新工事を実施し、収支バランスをとりながら、健全な経営への努力が引き続き課題となっている。
全体総括
観光事業等が活動再開されたものの、経営については事業費の増加などにより、赤字経営となった。災害その他の緊急時を含めた、安定した水供給の観点から、施設の維持管理は重要であるが、老朽化が進行した施設更新需要は今後も増加が見込まれる状況にあり、事業の適切な実施と合理化が課題である。また他会計からの繰出金を受けていることからも財政基盤の安定化と将来負担水準の適正化が求められる。緊急性や費用対効果を十分に考慮・検討しコスト削減に併せて、経営の合理化を推進する体制作りの検討協議を行い持続可能な経営力の確保に努める。
経営状況
収支構造
総額2.7億円
総額3.3億円