千葉県御宿町:末端給水事業の経営状況(最新・2024年度)
千葉県御宿町が所管する水道事業「末端給水事業」について、2024年度の経営状況と分析コメントを確認できるページです。
収録データの年度
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経営比較分析表(2024年度)
経営の健全性・効率性について
令和6年度の経常収支比率は76.52%であり、経営の健全性を示す目安である100%を下回っています。類似団体平均の103.41%と比較しても低く、単年度収支が赤字状態にあるため、早急な経営改善が必要です。この主な要因は、給水原価が404.65円と、類似団体平均(240.31円)の約1.7倍に達している高コスト構造にあると考えられます。施設利用率が33.82%と低迷しており、人口減少等の需要減に対して施設規模が過大であることが、固定費の負担を重くしています。また、料金回収率は63.73%にとどまり、給水にかかる費用を料金収入のみで賄えておらず、類似団体平均(81.45%)とも乖離があります。一方で、流動比率は1,300.93%と極めて高く、類似団体平均(293.51%)を遥かに上回っています。企業債残高対給水収益比率も205.21%と低く抑えられており、借金への依存度は低い状況です。つまり、構造的な赤字を抱える一方で、過去の蓄積による資金余力を有しており、短期的な倒産リスクはないと考えられます。今後は、この豊富な資金を赤字補填ではなく、抜本的な構造改革への投資に充てる視点が不可欠です。
老朽化の状況について
有形固定資産減価償却率は69.34%であり、類似団体平均の52.30%を上回っていることから、法定耐用年数に近づいている施設が多く、老朽化が進行している状況です。一方で、有収率は90.85%と高く(類似団体平均75.37%)、漏水等は少なく管理されています。しかし、管路更新率は令和6年度に0.00%となっており、更新投資が行われていません。現在は良好な給水状態を保っていますが、高い減価償却率を踏まえると潜在的な更新需要は大きいため、1,300%を超える流動比率(手元資金)を活用し、計画的な更新・耐震化事業に着手する必要があります。
全体総括
御宿町の水道事業は、経常収支比率が約76%と構造的な赤字にある一方、流動比率は約1,300%と突出した資金余力を有しています。令和7年4月1日よりいすみ市・勝浦市・大多喜町との水道事業が統合されました。現状の低い施設利用率(約33%)と高いコスト構造は、広域的な施設運用の最適化により改善が見込まれます。また、これまで進んでいなかった管路更新等の老朽化対策を推進します。これにより、コスト構造の見直しとインフラの強靭化を両立した経営への転換に努めます。
出典:
経営比較分析表
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よくある質問
このページで何が分かりますか?
末端給水事業の2024年度の経営比較分析表、主要指標、分析コメントを確認できます。
データの出典はどこですか?
総務省の『経営比較分析表』をもとに構成しています。
自治体本体の財政も見られますか?
ページ上部の御宿町リンクから、自治体本体の財政状況ページへ移動できます。