千葉県鴨川市:国保病院の経営状況(2016年度)
千葉県鴨川市が所管する病院事業「国保病院」について、2016年度の経営状況と分析コメントを確認できるページです。
収録データの年度
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経営比較分析表(2016年度)
地域において担っている役割
本院は、市の中心市街地から西方に約10キロメートル、国道410号と主要地方道鴨川保田線が交差する交通の要所に位置しています。10キロメートル圏内に医療機関はなく、隣接する君津市、南房総市、鋸南町の市域を含む中山間地域唯一の二次救急指定医療機関(千葉県救急告示病院)となっています。本院のある長狭地区は、中山間地域のため集落が山間地に点在しており、高齢化が進んでいるため、高齢者等の交通弱者に対する交通手段の確保が必要な地域となっています。また、鴨川市地域防災計画において、本院は災害時の応急救護活動における後方医療施設としての役割等を担っており、本院が内陸部に立地し、近隣市を含め約8㎞四方には医療機関が立地していない状況にあることから、救急医療を含め引き続き災害時医療における役割を担っていく必要がある。
経営の健全性・効率性について
①経常収支比率については、H26年度は賞与引当金などがあり平均値以下であったが、以降は繰入の増額などの要因もあり、H28年度では平均値並みの水準となっている。②医業収支比率については、特に材料費が低いこともあり、平均水準より高い傾向にあるが、人件費があがっているため徐々に下がっている傾向にある③累積欠損比率は、H24年度まで累積欠損なしの黒字経営であったことから他団体より低い水準となっている。④病床利用率は、特に大きな要因は、医師数が少ないことによるマンパワー不足。その他、診療圏の人口減少、長期入院が多いことからの平均在院日数の管理なども要因となっている。⑤入院患者1人1日当たり収益については、主な入院患者は内科患者であるが、検査や投薬などが必要な患者が少ないことから単価が上がらない傾向がある。⑥外来患者1人1日当たり収益については、処方継続の患者が多いことから単価が上がらない傾向がある。⑦職員給与費対医業収益比率については、平均値よりは低いものの、収益の減少と人件費があがっていることから徐々に上昇している傾向にある。⑧材料費対医業収益比率については、外科がないことなどから癌治療(抗がん剤など)がなく、透析等などもないことから比較的低い水準となっている。
老朽化の状況について
①有形固定資産減価償却率については、医療機器については、ある程度の年数で更新を行っているが、建物などのハードの更新や改修を行ってきていないことから高い水準となっている。②器械備品減価償却率については、ある程度の年数経過で更新を行っているものの、法定耐用年数(減価償却年数)を超えて使用しているものもあるため、比較的高い比率となっている。③1床当たり有形固定資産については、減価償却率が高いことから残存価格が低く、平均値や類似団体より大きく下回っている。
全体総括
①建物の老朽化をはじめ、資産投資が低い状況である。収益面の減少、人件費をはじめとする費用面の増多に伴い、赤字経営が続いており、それに伴うキャッシュフローの悪化などが投資に力が入れられない主な要因となっている。このことから経営改善が急務となっている。
出典:
経営比較分析表
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よくある質問
このページで何が分かりますか?
国保病院の2016年度の経営比較分析表、主要指標、分析コメントを確認できます。
データの出典はどこですか?
総務省の『経営比較分析表』をもとに構成しています。
自治体本体の財政も見られますか?
ページ上部の鴨川市リンクから、自治体本体の財政状況ページへ移動できます。