事業・施設概要
| 都道府県 | 千葉県 | 経営主体 | 柏市 |
|---|---|---|---|
| 事業名 | 駐車場整備事業 | 施設名 | 柏市市営駐車場 |
| 会計適用区分 | 法非適用 | 類似団体区分 | A1B1 |
| 収容台数 | 211台 | 1日平均駐車台数 | 417台 |
| 駐車場使用面積 | 8,761m² | 建設後経過年数 | 18年 |
| 1時間当たり基本料金 | 420円 |
注:施設・業務量は当該年度値。e-Stat原表との値照合が完了した項目を優先した。
収益等の状況について
「①収益的収支比率」を見ると100%を超えており,単年度の収支は黒字となっているが,「②他会計補助金比率」と「③駐車場台数一台当たりの他会計補助金額」が平均を大きく上回っている。これは繰入金への依存度が高いことを示しているため,他会計からの補助の在り方を検討する必要がある。施設の営業に関する収益性を示す「④売上高GDP比率」について平成27年度は低い数値となっているが,これは大規模な修繕を行ったためであり,例年は平均値よりも高く,60%から70%の間で推移していることから施設の収益性は充分にあると言える。収益の継続した成長を判断する数値である「⑤EBITDA」は,施設建設時の償還金の返還が駐車場施設の収入だけでは賄えていない現状があるため,マイナスでの推移となっている。増加傾向にあるのは償還金の返還が進んでいるためである。
資産等の状況について
⑦敷地の地価は記載している金額のとおり。駐車場施設の敷地は定期借地権を設定しているため,事業の廃止や民間への譲渡は難しいが,社会情勢の変化や今後の駐車場施設としての在り方を見極めた上で方向性を決める。当面は駐車場施設として事業を行うため,老朽化に伴う大規模な修繕が必要となる。⑧設備投資見込額は今後10年間の建物修繕費用を算出したもので,駐車場運営に関する設備投資額は管理運営を行う指定管理者が設置するものとしているため除いている。多額の修繕費用が必要であると見込んでいるため,改めて修繕計画を策定し,効率的な修繕を行う必要がある。⑩企業債残高対料金収入比率は減少傾向にあり,償還金の返還が進んでいると言える。
利用の状況について
「⑪稼働率」を見ると,5年間通して平均値を上回っているものの,平成28年度は落ち込んでいる。「①経常収支比率」はほぼ横ばいになっているのは稼働率が低くなり,料金収入が減少している中で繰入金ので賄っているという現状を表している。稼働率減少の要因として,駐車場周辺(駅周辺)の集客能力の低下や民間駐車場の増加が挙げられる。
全体総括
平成28年度までは分析表と分析欄の通り,何点か懸念事項があったが,平成29年度から平成30年度にかけて大きく事業が変更となるため,改善が予想される。平成29年度には償還金を一括で返還したため支出が減少することとなる。また,平成30年度には指定管理者が変更となり,利用料金制へ移行となるため,仮に稼働率が低下し,料金収入が減少し続けても指定管理者から固定の納付金収入を得ることができる。これから新たな指定管理者が5年間管理運営を行うため,その期間内に今後の駐車場事業の在り方について検討したい。