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栃木県市貝町:公共下水道の経営状況(2017年度)

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経営比較分析表(2017年度)

収益的収支比率

企業債残高対事業規模比率

経費回収率

汚水処理原価

施設利用率

水洗化率

経営の健全性・効率性について

市貝町公共下水道事業は、平成16年度に供用開始して以来、現在も整備を進めている事業である。現在は全体計画整備面積250haのうち93.3haを供用開始の告示をしており、処理人口は、計画区域内人口6,100人に対して2,460人となっている。毎年整備を進め、処理人口が増加しているため使用料収入も年度差はあるが増加している。年度間の収益的収支については、同収支比率は例年100%前後の数値で推移しているが、突発的な修繕等での支出が多い年度に関しては、100%を下回る年度が出てしまう。これに関しては、今後の使用料収入の増加により安定してくると思われるが、突発的な修繕が偏らないよう、計画的に修繕を進め、安定した支出に努めていきたい。また、下水道使用者の水洗化率については、例年75%前後の数値で推移している。これに関しては、供用開始告示後間もない区域の水洗化率が低いため、今後の使用料収入増加のためにも公共下水道の普及促進に努めていきたい。

管渠改善率

老朽化の状況について

市貝町の公共下水道は、平成16年度に供用開始をしたため施設や管渠については、まだ著しい老朽化は見られていないが、今後の老朽化による修繕等を考慮して長寿命化計画を策定し、定期的な施設機器、管渠等の更新が必要になっていく。

全体総括

公共下水道事業については、整備が進められており、それにより毎年整備面積及び処理人口が増加し、それに伴い使用料収入も増加している。しかしながら、今後の施設機器、管渠の老朽化による修繕や更新等も控えていることから、計画的な支出に努め、安定的な経営を継続していく必要がある。

出典: 経営比較分析表,

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