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栃木県市貝町:公共下水道の経営状況(2016年度)

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経営比較分析表(2016年度)

収益的収支比率

企業債残高対事業規模比率

経費回収率

汚水処理原価

施設利用率

水洗化率

経営の健全性・効率性について

市貝町公共下水道事業は、平成16年度に供用開始して以来、現在も整備を進めている事業である。現在は全体計画整備面積250haのうち88.5haを供用開始の告示をしており、処理人口は、計画区域内人口6,100人に対して2,355人となっている。毎年整備を進め処理人口は増加しているため、使用料収入も年度差はありながらも増加している。年度間の収益的収支を見てみると、同収支比率は例年100%前後の数値で推移しており、直近2か年度では安定して100%を超えているが、今後もこの状況を維持できるよう、計画的な維持管理に努め突出した支出が出ないようにしていきたい。また、下水道使用者の水洗化率を見てみると、市貝町では例年80%前後の数値で推移している。これについては、供用開始の告示が間もないエリアでの水洗化率が芳しくないためで、今後の使用料収入増加のためにも、下水道の普及促進に努めていきたい。

管渠改善率

老朽化の状況について

市貝町の下水道は、供用開始を平成16年度にした。施設や管渠については、まだ著しい老朽化は見えていないが、今後の老朽化による修繕等を考慮して、ストックマネジメント計画を策定し、定期的な施設や機器、管渠の更新に対応していくことが必要と思われる。

全体総括

市貝町の公共下水道事業は、現在進行形で整備が進められている事業であり、それにより毎年整備面積、処理人口は増加し使用料収入も増加している。しかしながら、今後の施設や機器、管渠の老朽化による修繕や更新等も控えていることから、計画的な支出に努め安定的な経営を継続していく必要があるものと思われる。

出典: 経営比較分析表,

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