事業・施設概要
| 都道府県 | 宮城県 | 経営主体 | 登米市 |
|---|---|---|---|
| 事業区分 | 末端給水事業 | 会計適用区分 | 法適用 |
| 類似団体区分 | A4 | 行政区域内人口 | 72,775人 |
| 現在給水人口 | 72,528人 | 給水区域面積 | 54,109ha |
注:人口・面積は当該年度値。
経営の健全性・効率性について
①【経常収支比率】令和5年9月に実施した料金改定により、料金収入が増加したため、前年度を5.9%上回る104.34%となった。健全な経営状況を維持するため、各経費等の削減及び見直しを図っていくとともに、運営に見合った適正な料金収入の確保に向け取り組んでいく。②【累積欠損金】発生なし。③【流動比率】前年度と比較し、現金預金等の流動資産が増加している。依然として類似団体平均値を下回る状況にあり、引続き適正な料金見直しを行うなど、流動資産確保に努めていく。④【企業債残高対給水収益比率】建設改良事業の多くを企業債で賄っているため、類似団体の平均を大きく上回っている。年々減少傾向にあるが、浄水施設の再構築事業、老朽管更新工事等、今後も企業債発行額の増加が見込まれるため、補助金等を最大限活用し、改善していく。⑤【料金回収率】前年度より4.68%回復し97.86%となったが、依然として類似団体平均値より下回っている。近年、回収率は100%を割っており、今後水需要の減少に伴う給水原価上昇も予測されているため、適正な料金収入を行っていく。⑥【給水原価】費用の増加と有収水量の減少により、前年度から4.01%上昇した。DX化の推進や包括民間委託等を取り入れながら、維持管理の効率化や水需要に見合った経営を行っていく。⑦【施設利用率】類似団体の平均を22.19%上回っており、高い水準と言える。しかし、人口減少により有収水量は減少傾向であるため、計画的な施設統廃合等を進めていく。⑧【有収率】前年度より低下し、類似団体の平均も下回っている。老朽管の更新、AIを活用した漏水調査等を積極的に活用し、上昇に転じるよう改善していく。
老朽化の状況について
①【有形固定資産減価償却率】年々増加傾向である。施設更新計画に基づき、資産更新に取り組んでいく。②【管路経年化率】今後、40年を超える管路が増加し経年化率は上昇が見込まれる。補助金等を積極的に活用しながら、30%以下を維持していく。③【管路更新率】基幹管路耐震化事業に重点を置いているため、管路更新率は低下した。類似団体の平均を大きく下回っている状況であるが、重敵的な事業を確実に進めつつ、施設更新計画等に基づいた、老朽管更新にも着手していく。
全体総括
令和5年度決算は、料金改定により給水収益が増加したため、比較的安定した決算となった。また、災害等による臨時的な損失もなく、着実に事業を執行できた。しかし、有収率の低下や経常収支比率の低さ等、経営効率、資金面において、類似団体の平均を下回っており、課題は多い。今後も、人口減少が経営に与える影響は大きく、デジタル技術を活用した経営の効率化、適正な資産(施設等)管理、適正な料金設定が必要である。本市水道事業は、災害対策にも積極的に取り組んでおり、基幹管路や重要施設に至る管路更新を優先的に進めるなど、非常時でもサービスを継続し続けられるよう取り組んでる。また、本市水道ビジョンの目標である「信頼、安定した基礎確立への挑戦」を踏まえ、上記課題を克服していくよう、令和5年3月に「水道ビジョン」及び「経営戦略」を改定した。今後も持続可能な事業運営を図っていく。
経営状況
収支構造
総額25.2億円
総額24.2億円