岩手県矢巾町:末端給水事業の経営状況(2016年度)
岩手県矢巾町が所管する水道事業「末端給水事業」について、2016年度の経営状況と分析コメントを確認できるページです。
収録データの年度
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経営比較分析表(2016年度)
経営の健全性・効率性について
28年度の経常損益を示す経常収支比率は133.92%となり、前年度よりやや下がったものの高い水準を達成した。直近5年間のを比較しても類似団体平均値を常に超えている状況である。短期債務の返済能力を示す流動比率は28年度も減少し、168.71%まで低下した。これは企業債を借りずに大規模な施設更新を行ってきたためであり、企業債残高対給水収益比率の減少傾向もこの理由である。給水費用に対する給水収益の割合を表す指標である料金回収率は134.10%と類似団体平均及び全国平均と比べても高い数値であり、経営の健全性を保つ料金水準であると考える。給水原価は平均値を下回っているものの増加傾向にあるため、維持管理費の削減を含めた経営改善の検討時期にあると考える。施設利用率は60.21%と増加に転じたが、節水意識の高まりによる水需要の減少は依然として大きく影響を与えている。今後はある程度の余裕を確保し、将来の水需要に合わせた施設の適正化を考慮する必要がある。有収率は95.58%と高い値であり、施設データのクラウド化による分析及び毎月検針による異常水量の早期発見が大きく寄与している。以上の結果から、経営の健全性・効率性については良好な状態である。
老朽化の状況について
浄水場施設の一部が建設から約半世紀を経過し、間もなく耐用年数を迎える。また配水管は耐用年数を超過している管路もあり、補修を加えながら延命している状況である。減価償却率は50.26%と類似団体平均・全国平均を上回っており、施設の更新が迫っていることを示している。管路経年化率及び管路更新率は共に良好な数値であるが、近い将来に耐用年数を迎える管路が多くあり、経年化率が上昇する傾向にある。一気に更新することは難しいため、管路に優先順位をつけて、計画的に更新を行っている。以上の結果から、老朽化の状況については適切な更新を進めている状態である。
全体総括
将来的に給水人口は減少し、節水傾向は強まっていることから、水需要の増加は見込めない状況である。つまり、今後の給水収益も増加が見込めない状況となる。しかし、施設更新や災害対応に対する投資は避けられない状況にあり、経営環境がますます厳しくなっていくと予想される。こうした状況の中、水道の安定供給と老朽施設の更新のため、28年度に料金改定を実施した。景気が停滞している中での改定であり、使用者には負担を求めることになったため、経営にもより一層の安定化及び効率化を図っていかなければならない。更に30年度に完成予定の新配水場の建設が28年度から始まった。各財政指標は、今後悪化すると予想される。以上を踏まえて、安定で持続的な水道を供給していくためにも、財政状況を見通した適正な規模の事業を検討していかなければならない。
出典:
経営比較分析表
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よくある質問
このページで何が分かりますか?
末端給水事業の2016年度の経営比較分析表、主要指標、分析コメントを確認できます。
データの出典はどこですか?
総務省の『経営比較分析表』をもとに構成しています。
自治体本体の財政も見られますか?
ページ上部の矢巾町リンクから、自治体本体の財政状況ページへ移動できます。