事業・施設概要
| 都道府県 | 北海道 | 経営主体 | 上士幌町 |
|---|---|---|---|
| 事業名 | 下水道事業 | 業種名 | 特定環境保全公共下水道 |
| 会計適用区分 | 法非適用 | 類似団体区分 | D2 |
| 行政区域内人口 | 4,982人 | 現在処理区域内人口 | 3,691人 |
| 現在水洗便所設置済人口 | 3,418人 | 現在処理区域面積 | 205ha |
| 晴天時現在処理能力 | 1,130m³/日 | 下水管布設延長 | 39km |
注:施設・業務量は当該年度値。e-Stat原表との値照合が完了した項目を優先した。
経営の健全性・効率性について
①のグラフは、料金収入や一般会計からの繰入金等の総収益で、維持管理費などの総費用に地方債償還金を加えた費用をどの程度賄えているかを表す指標で、単年度の収支が黒字の場合100%以上の数値となります。本町はH30で82.39%となり収支が赤字ですが、水洗化率が増加し料金収入が微増しているため赤字額が若干ですが減少しています。④のグラフは、料金収入に対する起債残高の割合であり、起債残高の規模を表す指標です。本町は下水道管渠の整備がほぼ終了したことから、起債残高が年々減少しています。⑤のグラフは、使用料で回収すべき経費を、どの程度使用料で賄えているかを表した指標です。使用料で回収すべき経費を全て使用料で賄えていれば100%以上の数値となりますが、本町はH30で39.50%と類似団体の平均値よりも大きく下回っており、不足分は一般会計からの繰入金で賄われているため、施設管理費に見合った料金の確保を検討しなければなりません。⑦のグラフは、下水道処理施設が一日に対応可能な処理能力に対する、一日平均処理水量の割合で、施設の利用状況を示しています。本町はH30で94.78%で汚水水量に見合った施設規模ですが、今後は新たな宅地分譲や水洗化率の増加により汚水水量が増加した場合、施設の増築を検討する必要があります。⑧のグラフは、現在の処理区域内人口のうち、実際に水洗便所を設置して汚水処理している人口の割合を表した指標です。H30は水洗化人口が僅かに増加しているため、水洗化率が微増となりました。
老朽化の状況について
上士幌町の下水道管渠は総延長39キロメートルあり、平成5年から管渠が建設されました。下水道管渠の耐用年数は50年であり、本町の下水道管渠が耐用年数を経過するのは概ね30年先となります。また、下水道管理センターは平成8年から供用が開始されていますが、機器の故障などによる機能停止を未然に防止するため、平成22年度及び平成26年度に長寿命化計画を策定し、計画的に設備機器の改築更新を行っています。
全体総括
今後の下水道事業は、処理施設における機械・電気設備の老朽化による機器更新事業を行っていくため、多大な事業費を必要としています。しかし、現在の下水道事業の経営状況は、汚水を処理するために必要な経費を下水道使用料では賄いきれず、一般会計からの繰入金を受けている状況です。このような状況から、健全な下水道財政を維持するため、歳出では適正な整備費の投入・施設管理費の削減、また、歳入では施設管理費に見合う使用料の確保などが必要になります。このことから、中長期的な経営の基本計画である「経営戦略」の策定を検討していきます。
経営状況
収支構造
総額1.4億円
総額8,039.0万円