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地域において担っている役割町内唯一の病院機能を有する基幹的な公的医療機関として、救急・小児などの不採算・特殊部門における医療の提供と苫小牧市を中心とする東胆振医療圏における2次医療機関との広域的な連携を図り、地域医療の確保に努めている。 |
経常収支比率医業収支比率修正医業収支比率累積欠損金比率病床利用率入院患者1人1日当たり収益外来患者1人1日当たり収益職員給与費対医業収益比率材料費対医業収益比率 |
経営の健全性・効率性について前年度(3年度)決算において不良債務を計上したが、令和4年度決算においては、10月に一部の病床を回復期病床に転換した効果もあり、入院単価の増益に繋がり経常収支比率を始め概ね改善傾向にある。しかしながら、入院患者数自体の改善は殆ど進んでおらず、病床利用率は依然として低迷しており、入院収益の低迷が病院経営の悪化の最大要因となっている。また、回復期医療への一部転換に伴い、リハビリ担当職員の増員などから、職員給与費の増加傾向にある。また、令和4年10月に一部の病床(12床)を回復期病床に転換したことから、施設基準の取得のために一部の病床(10床)をリハビリテーション室に転換し、病床数を削減(△10床)した。総体の病床数に変動があったことから、病床利用率について、前年度比(令和3年度)で上昇した。 |
有形固定資産減価償却率器械備品減価償却率1床当たり有形固定資産 |
老朽化の状況について当院施設は築57年以上が経過しており、令和7年度初頭に新病院の開設を目指している。老朽化の状況としては、昨年と同様に、特に施設の外壁や内壁、天井等に一部損壊や腐食による崩落、亀裂、雨漏り等が随所に見られ、外構周辺も同様に老朽化が進んでいる。また、ボイラーやエレベーター等の院内設備の不具合、故障等がみられる他、医療機器類についても老朽化が進み、施設の改築と共に更新が必要な状況となっている。新病院の改築に伴い、職員住宅の除却を終えたところである。 |
全体総括平成29年度頃から入院患者数の減少が著しく、常勤医師の体制も安定しなかったことなどが理由として考えられる。現在は落ち込む医業収益を補てんするために、一般会計から年間約4億円の繰出金をいただき、地域医療提供体制を維持している。今後は6年度に控えた常勤医師体制の再編と翌7年度には新病院の開設と経営面において明るい材料があるものの、回復期医療の更なる推進に加えて、在宅医療への取り組みなど新しい医療政策に取り組みながら、安定経営に繋げていく所存である。 |
出典:
経営比較分析表
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