事業・施設概要
| 都道府県 | 北海道 | 経営主体 | 長沼町 |
|---|---|---|---|
| 事業名 | 下水道事業 | 業種名 | 農業集落排水 |
| 会計適用区分 | 法非適用 | 類似団体区分 | F2 |
| 行政区域内人口 | 10,010人 | 現在処理区域内人口 | 422人 |
| 現在水洗便所設置済人口 | 336人 | 現在処理区域面積 | 74ha |
| 晴天時現在処理能力 | 236m³/日 | 下水管布設延長 | 13km |
注:施設・業務量は当該年度値。e-Stat原表との値照合が完了した項目を優先した。
経営の健全性・効率性について
【収益的収支比率】昨年度比で約1%増加した。地方債残高は横ばいに推移していたが、更新工事期間が令和5年度で一旦終了するため、今後は減少していく予定である。そのため、収益的収支比率は上昇していく見込みである。【企業債残高対事業規模比率】残高比率が高い原因は、供用開始前後に借り入れた大規模な起債の償還が終わっていないものが多く、更新工事に対して起債の借り入れを行ったためである。更新工事期間が一旦終了するため、企業債残高対象事業規模比率は減少していく見込みである。【経費回収率・汚水処理原価】経費回収率は低い水準、汚水処理原価は高い水準となっている。原因としては汚水処理費に対し使用料収入、有収水量をそれぞれ補うことが出来ていないことが原因であり、使用料収入で補えない部分については一般会計からの繰入金により頼っていることが現状である。【施設利用率】施設利用率については、類似団体より低い水準となっている。近年の人口の減少により、処理水量が減少していることが原因である。【水洗化率】水洗化率については、類似団体よりも低い水準となっている。原因としては比較的供用開始から年数が浅いためと言える。今後は更なる普及率の向上を目指し、水洗化の促進に図っていく。
老朽化の状況について
長沼町の農業集落排水事業に関しては、平成8年に北長沼地区、平成14年に南長沼地区にそれぞれ供用開始をしている。管渠の更新については現状、更新投資・老朽化対策を実施は行っていないが、今後は最適整備構想に則った管路調査や更新工事を行っていく予定である。設備機器の多くについては、老朽化が進行しているため、北長沼処理場は平成29年度から令和元年度までの計画で、機能強化対策事業を実施している。南長沼処理場は令和2年度に調査診断を行っており、令和5年度までの期間で機能強化を実施し、老朽化した施設の機能の延命を図っている。
全体総括
長沼町の農業集落排水事業については、他の類似団体と比較しても非常に厳しい経営となっている。近年の人口減少や節水効果のため有収水量の増加を見込むのは厳しく、令和4年度より料金改定を行い、使用料収入は増加傾向にあるが、起債償還金等を補うことが出来ないため、料金水準の適正化による料金改定を継続的に検討していくことが必要であると考える。また、水洗化の促進による使用料収入の増加、徹底した経費の見直しや削減を先行して行っていき、事業の効率的な実施と経営能力の向上を図っていくことが課題である。
経営状況
収支構造
総額6,545.3万円
総額2,430.5万円