事業・施設概要
| 都道府県 | 北海道 | 経営主体 | 北広島市 |
|---|---|---|---|
| 事業区分 | 末端給水事業 | 会計適用区分 | 法適用 |
| 類似団体区分 | A4 | 行政区域内人口 | 56,323人 |
| 現在給水人口 | 55,858人 | 給水区域面積 | 9,727ha |
注:人口・面積は当該年度値。
経営の健全性・効率性について
①経常収支比率は、類似団体平均値よりやや低いですが、100%超で推移しており、健全性が保たれています。②累積欠損比率は、黒字経営を維持しているため算定されません。③流動比率は、前年度と同水準で推移しており、類似団体平均値を大きく上回っていることから、短期的な債務に対する支払能力は十分有していると判断できます。④企業債残高対給水収益比率は、平成30年度から資金対策として企業債の借入を再開したため、上昇傾向にあります。特に令和6年度は、大規模な2箇年工事の完成に伴い、起債額が増えたため、例年の推移以上に本比率が上昇しました。ただし、類似団体平均値との比較では、極めて良好な数値であるといえます。⑤料金回収率は、平成30年度から令和2年度までは100%を上回る状況が続きましたが、令和3年度は修繕費の増、令和4年度は基本料金2か月分の免除により、低下が続きました。令和6年度は営業費用の微減により、前年度比でわずかに上昇しましたが、依然として100%を下回って推移しています。ただし、料金以外の収支を含めた経常収支比率が100%を超えていることから、経営上の問題はありません。⑥給水原価は、類似団体平均と比較し高い状況ですが、経営努力による削減が困難な受水費と減価償却費が大部分を占めています。⑦施設利用率は、令和2年度以降配水量が減少しているため低下傾向でしたが、令和6年度は工事に係る洗管用水が増加したことにより、本比率は上昇しました。⑧有収率については、前年度比で配水量のうち無収水量が増加したため、低下しました。無収水量増の要因は、夏季の高気温により塩素分解が促進されるため、水質維持放流を実施したこと等によるものです。
老朽化の状況について
①有形固定資産減価償却率は、北海道ボールパークFビレッジ周辺配水管整備があった令和2年度から令和3年度までは、配水管の新設工事等により低下しましたが、概ね完成した令和4年度以降は施設の老朽化の進行により上昇しました。しかし、令和6年度は大規模の更新工事に伴い発生した電気設備の除却により、前年度比は減少に転じました。②管路経年化率は、法定耐用年数を経過した配水管が増加しているため上昇傾向にあります。老朽化が進行している管を優先的に更新し、上昇幅を抑えていく必要があります。③管路更新率は、前年度比で上昇し、類似団体平均値を上回りましたが、引き続き老朽化が進行している管を優先的に更新していく必要があります。
全体総括
令和6年度は、令和5年3月に開業したエスコンフィールドHOKKAIDOを含めたFビレッジ地区における水量は増加しましたが、家庭用や工場用等の水量が減少したことにより、給水収益は前年度と比較して微減となりました。今後は、令和7年3月に開業した北広島駅西口周辺エリアの商業ビルやホテル等の施設稼働に伴い、営業用給水収益の増加が見込まれます。他にも、Fビレッジ地区における新駅の整備や北海道医療大学の移転、ホテル建設等も計画されており、更なる給水収益の増加が期待されます。引き続き市民への安定的な水の供給を維持するため、水道ビジョン・経営戦略に沿って安定経営の維持に努め、耐震化と老朽化対策を柱とする施設強靭化を進めてまいります。
経営状況
収支構造
総額13.3億円
総額12.6億円