経営の健全性・効率性について
収益的収支比率は2年続けて100%を超えて、良好である。企業債残高対事業規模比率はほぼ一般会計からの負担で比率が低くなっている。経費回収率は前年と比べ微減しているが、これは汚水処理費が微増したためである。汚水処理原価は前年と比べ43.44円増加しており、類似団体平均を超えている。これは汚水処理費が5,138千円増加したためである。施設利用率及び水洗化率は類似団体平均と比べ良好な数値で、概ね横ばいとなっている。
老朽化の状況について
令和元年度に山口地区の機能強化工事を実施し、前年度には古井地区の機能強化工事を行っている。残り1地区の共栄地区は供用開始が他の2地区より遅いため、未実施である。
全体総括
供用開始から10年以上が経過していくことから、修繕費が増加していくことが予見できるため、引き続き今後も汚水諸費の抑制に努めていく。