経営の健全性・効率性について
個別排水処理事業は、これまで行ってきた特定地域生活排水処理事業に代わり、平成26年度から始めた事業です。当該事業は4年目ですが、浄化槽を設置する集落は、本町の山間部に位置し、人口減少が特に著しい地域でもあることから、使用料の減少により経費回収率が低い状況が続いており、そのため汚水処理原価が高くなっています。しかしながら、水洗化率は90%を超えております。集落内では汲み取りの家屋が若干残っているものの、本町で適切に浄化槽管理ができている結果と思われます。
老朽化の状況について
最も古い浄化槽(平成7年設置)でも、約23年が経過したところであり、法定耐用年数32年を経過した浄化槽は現在ない状況です。
全体総括
個別排水処理事業は、これまで行ってきた特定地域生活排水処理事業に代わり、平成26年度から始めた事業です。当該事業は4年目ですが、使用料の減少により経費回収率が低くなっており、類似団体と比べても汚水処理原価が高い状況であることから、今後の動向を注視していきます。