簡易水道事業(法適用) 特定環境保全公共下水道 農業集落排水施設 公共下水道
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財政健全化等財源超過首都近畿中部過疎山振低開発指数表選定
財政力指数は増減があまりなく,平成24年度では0.53となり,類似団体平均を上回っている。平成17年度から全職員による町税の滞納整理を実施し一定の成果をあげている(徴収率93.0%)が,今後も滞納額圧縮に努め財政基盤の強化を図る。さらに,農産業の活性化や企業誘致等の検討を進め税収の増を目指すとともに,八千代町第2次行財政集中改革プランに基づき徹底した経費削減を進め,健全財政を目指す。
歳入では前年度決算と比較して固定資産税の減により地方税が38百万円,地方特例交付金が23百万円,地方交付税が109百万円,臨時財政対策債が20百万円減少したため経常一般財源の歳入は194百万円の減となった。一方,歳出では扶助費が24百万円,物件費が22百万円増加したが,人件費が60百万円,補助費等が66百万円減少したため,全体では87百万円の減となった。比率は1.5ポイント上昇し,類似団体の平均値を上回っている。今後は八千代町第2次行財政集中改革プランに基づいた更なる経常経費の削減(平成26までに人件費77百万円,物件費32百万円等)に加え,地方債発行の抑制に努め,財政運営において弾力性の改善を図る。
人件費については旧来からの給与体系により類似団体平均より低水準にある。物件費についても毎年度予算要求の段階で5%減を実施しており必要最低限の経費に抑えている。類似団体との比較でも最小限の経費に抑えられている。しかしながら,逼迫した財政状況を考慮し,今後も更なる経費削減に努める。
国家公務員の給与減額措置の影響により100を超えているが,平成25年7月から国家公務員に準じた給与削減を行ったところであり,削減後の指数は99.0である。旧来からの給与体系により類似団体平均はやや上回るものの全国町村平均より低水準にある。さらに人件費の抑制のため,八千代町第2次行財政集中改革プランによる職員数の計画的な削減や特別職給料の20~10%削減,また時間外手当についても時差出勤制度等の導入により削減を図り,引き続き給与の縮減に努める。
これまでの職員数の抑制を図っており,類似団体と比較しても少ない職員数で行政運営を行っている。職員数については平成17年度を初年とし平成27年度当初までの10年間で,定年退職,勧奨退職及び専門職員の採用等で15%(30人)減,職員人件費は10年間で11億6百万円の削減を目標とする。
平成6~8年度に加入一部事務組合で実施したごみ処理施設建設事業に伴う起債の償還が完了してきたことによる加入一部事務組合負担金の減少などにより,前年度に比べて1.1ポイント低下したが,類似団体平均は上回っている。今後も八千代町総合計画を基に真に必要な事業のみを実施するとともに,特別会計や一部事務組合の地方債発行にも注意を配りながら,総合的な観点から地方債依存度の減少に努める。
加入一部事務組合が発行した地方債現在高の減少に伴い組合等負担等見込額が135百万円,県営かんがい排水事業市町村負担金の残高の減少に伴い債務負担行為に基づく支出予定額が121百万円,地方債発行の抑制により地方債の現在高が109百万円減少するなど,将来負担は444百万円減少している。さらに充当可能基金残高が257百万円増加したことにより,将来負担比率は前年度と比べて14.7ポイント低下している。今後は特別会計や一部事務組合の地方債残高も含めた総合的な観点から地方債現在高の減少に努める。
これまでの職員数の抑制(人口千人当たりの職員数6.23(類似団体平均10.14))により,人件費に係る経常収支比率はほぼ類似団体平均並みである。今後も八千代町第2次行財政集中改革プランに基づき,平成17~27年度の10年間で職員数15%(30人)の削減を目指し,職員人件費を10年間で総額11億6百万円の削減を図る。
物件費に係る経常収支比率は前年度に比べて0.8ポイント増となり類似団体平均を上回っている。今後は受益者負担の原則にたち各公共施設の使用料の見直しを行うとともに,ホームページ等の広告料拡充も図っていく。また,歳出面においても委託料について委託内容の見直しにより委託の廃止や長期契約を検討するなどにより委託金額の削減に努める。
扶助費に係る経常収支比率は類似団体平均を若干上回っているものの,ほぼ同じような推移を示している。上回っている主な要因としては,少子化対策・子育て支援のため乳幼児の外来自己負担金を町で独自に助成しているためと考えられる。平成24年度決算では10百万円を助成している。
その他に係る経常収支比率が前年度に比べて上昇したのは,歳入経常一般財源の減少のほか,下水道事業や農業集落排水事業の公債費が増加していることと,国民健康保険,後期高齢者医療,介護保険への繰出金が多額となり繰出金総額が増加した結果である。今後は独立採算の原則に立ち返り,国民健康保険などについても歳出に見合った保険料の適正化を図り,また,下水道事業,農業集落排水事業での地方債発行を抑制するなど,一般会計の負担を軽減するように努める。
補助費等に係る経常収支比率が類似団体平均を上回っているのは,ごみ処理や消防業務などを実施している一部事務組合への負担金が主な要因である。今後も八千代町第2次行財政集中改革プランに基づき補助金を交付するのに適当な事業なのかを見極め,不要な補助金については廃止を含めた見直しを行い,また,一部事務組合に対して徹底した経費削減を要望し,負担金の軽減に努める。
過去からの地方債発行の抑制に加え,平成13,14年度に行った高利率の地方債の繰上償還(約2億円)により公債費に係る経常収支比率は類似団体平均を大きく下回っており,平成24年度決算では7.6ポイント低くなっている。また,人口1人当たりの公債費も類似団体平均と比べ低くなっている。庁舎建設事業に伴い発行した地方債や臨時財政対策債の元金償還開始により公債費は近年増加傾向にあり,ピークは平成32年度と見込まれている。今後は普通建設事業の精査により,地方債の発行も必要最小限に抑える。
公債費以外に係る経常収支比率は,補助費等や繰出金が類似団体を上回っていることから,類似団体平均と比較して高い状態にある。前年度に比べて上昇したのは歳入経常一般財源の減少が主な要因である。今後も八千代町第2次行財政集中改革プランに基づく徹底した経費削減を行い,また、平成17~27年度の10年間で職員数15%(30人)の削減を目指し,職員人件費を総額11億6百万円の削減を図るなど歳出の抑制に努める。