収益等の状況について
新型コロナウイルス感染症の影響もあり利用者数が伸びず、前年度比で他会計補助金にさらに依存する結果となった。定員稼働率やGOP比率、EBITDAの減少傾向や、人件費率の増加傾向は前年度同様に続いており、収益性が低い状況となっている。
資産等の状況について
施設の資産価値224,261千円に対し、設備投資見込額は86,000千円となっている。施設の老朽化が進んでいることから、今後更新のための設備投資が見込まれる。
利用の状況について
新型コロナウイルスの影響もあり、宿泊者数が減少している。サービス内容や料金体系の見直し等を図り、宿泊需要の取り込みを図る必要がある。
全体総括
現在の収益性の低さと、人件費比率の高い状況に加え、新型コロナウイルスの影響による外出控え、施設老朽化に対する設備投資など、収入減と経費かかり増しの要因が多くあるため、単年度収支の悪化の恐れがある。他会計補助金の負担を増やさないためには、利用者数増のための新しいサービスの提供や人件費等の経費節減などにより、効率的な運営体制の構築を図るほか、民営化も手段の一つとして検討する。