事業・施設概要
| 都道府県 | 沖縄県 | 経営主体 | 粟国村 |
|---|---|---|---|
| 事業名 | 下水道事業 | 業種名 | 農業集落排水 |
| 会計適用区分 | 法適用 | 類似団体区分 | F2 |
| 行政区域内人口 | 673人 | 現在処理区域内人口 | 673人 |
| 現在水洗便所設置済人口 | 634人 | 現在処理区域面積 | 61ha |
| 晴天時現在処理能力 | 284m³/日 | 下水管布設延長 | 14km |
注:施設・業務量は当該年度値。e-Stat原表との値照合が完了した項目を優先した。
経営の健全性・効率性について
地方公営企業法適用初年度の決算となる。①経常収支比率は98.437%と健全経営の水準とされる100%を下回っており、開始貸借対照表において未処理欠損金を有していたことから、②累積欠損金比率は37.90%と累積赤字の状態にある。また、⑤経費回収率は6.52%と類似団体平均値を大きく下回り、一般会計からの繰入金によって経営を維持している厳しい経営状況にある。これは、有収水量に対して費用が大きく、⑥汚水処理原価は1,085.13円/㎥で類似団体平均値を大きく上回っていることが要因として挙げられる。なお、③流動比率が類似団体平均値を大きく上回っていることから、短期的な資金繰りについては問題ないものと考えられる。④企業債残高対給水収益比率は1,131.95%で類似団体平均値を大きく上回っており、長期的な安全性に留意する必要がある。経営の効率性に関して、⑦施設利用率が類似団体平均値を上回っており、効率よく施設を利用できているものと考えられる。また、⑧水洗化率は94.21%で類似団体平均値を上回っており、人口減少が予測されるなか、使用料収入を維持するため、今後も水洗化率向上に取り組んでいく。
老朽化の状況について
①有形固定資産減価償却率は4.15%で類似団体平均を大きく下回っているが、これは地方公営企業法適用初年度の決算ということが大きく影響しているものと考えられる。②管渠経年化率は0.00%となっており、法定耐用年数を経過した管渠は現時点ではないが、今後は、事業開始当初に建設した管渠が法定耐用年数を順次迎えることから、計画的に管渠の更新を行っていく必要がある。なお、③管渠改善率は0.00%となっている。
全体総括
現状として、一般会計からの繰入によって経営を維持している厳しい状況にあると考えられる。今後は一般会計の財政もより厳しくなることが見込まれることから、離島村特有の課題を踏まえつつ、村民にとってなくてはならない下水道事業サービスを将来に渡って安定的に提供し続けるため、使用料改定を含めて抜本的な対策を検討する必要がある。
経営状況
収支構造
総額9,903.5万円
総額1.0億円