事業・施設概要
| 都道府県 | 香川県 | 経営主体 | 善通寺市 |
|---|---|---|---|
| 事業名 | 下水道事業 | 業種名 | 農業集落排水 |
| 会計適用区分 | 法非適用 | 類似団体区分 | F2 |
| 行政区域内人口 | 32,717人 | 現在処理区域内人口 | 451人 |
| 現在水洗便所設置済人口 | 441人 | 現在処理区域面積 | 34ha |
| 晴天時現在処理能力 | 184m³/日 | 下水管布設延長 | 9km |
注:施設・業務量は当該年度値。e-Stat原表との値照合が完了した項目を優先した。
経営の健全性・効率性について
経営の健全性については、収益的収支比率は昨年度と比べて5.58%減少し、100%を下回り、経費回収率についても84.89%となり昨年度より11.84%ほど下回ることとなった。これは施設の維持管理において、修繕費等の維持管理にかかる費用が増加した影響で汚水処理原価も上昇したため、これらの比率が低下したものである。企業債残高対事業規模比率が低いのは、現行の使用料収入だけでは施設の維持管理費を賄うことも困難な状況であり、企業債償還の財源は一般会計からの繰入金に依存していることによるものである。一方、水洗化率は97%となっており、処理区域内人口は450人程度の農業集落地域であることや、近年は市内の人口が減少傾向にあることから考えれば、当該事業における今後の使用料収入の増は期待できない状況である。施設利用率は前年度とほぼ同様の約50%であるが、類似団体平均が平成27年度は微増となったこともあり、わずかに類似団体平均を下回っている状況である。ほぼ頭打ちの水洗化率や人口減少社会を迎えている状況から、今後の汚水処理水量の増加は期待できないので、今後も施設利用率に大きな変動は生じないと予想される。
老朽化の状況について
農業集落排水施設の供用開始は平成12年4月であり、耐用年数から言えば施設はまだ比較的新しい状況にあると判断できる。このような状況から多額の費用を要する処理場関係の大規模な修繕は、これまで必要なかったこともあり、行っていない。また、耐用年数を経過した管渠はないことから、管渠改善率の実績値はない。
全体総括
処理区域内人口や97%という水洗化率から見れば、農業集落排水処理区域における家庭用排水設備の本管への接続は、ほぼ達成された状態といえる。企業債の元金償還はまだまだ続くことから、一定程度の一般会計からの繰入金は必要ではあるが、経営の健全性はある程度保たれていると考えられる。今後は人口減少が進んでいけば、汚水処理量の減少に伴う農業集落排水使用料収入の減少する一方で、施設の老朽化に伴い修繕費等の費用は増加していくことが予想される。このような状況から考えると、将来施設の大規模更新時代が到来し、ある程度の使用料改定を行ってもなお多額の一般会計繰入金に依存しなければ、当該事業の経営は困難になってくることが予想されるため、将来的には公共下水道への接続時期を検討していく予定である。
経営状況
収支構造
総額2,358.7万円
総額1,156.1万円