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財政力指数の分析欄平成27年度において0.84となり、類似団体平均を上回っている。主な要因としては、本市は臨海型の埋め立て工業地帯を有していることなどから、市税収入が類似団体に比べ多いためである。 | 経常収支比率の分析欄平成27年度において90.6%となり、類似団体平均を若干下回っている。平成27年度の比率が前年度と比較して0.6ポイント改善した主な要因としては、地方消費税交付金の増収などにより分母となる経常一般財源が増額したためである。今後、引き続き高齢者層の職員が多いことに伴う退職手当、また社会保障費の増大に伴う扶助費や介護保険特別会計への繰出金などの増加傾向が危惧されるが、平成26年3月に策定した「第5次坂出市行財政改革大綱」に基づき、市債残高の逓減などに取り組み、財政基盤の強化に努める。 | 人口1人当たり人件費・物件費等決算額の分析欄平成27年度において125,297円となり、前年度と比較して1,747円増加した。類似団体平均より高い。主な要因としては、清掃や調理業務などに直営部分があり、職員数が類似団体に比べ多いことなどが挙げられる。第二次定員適正化計画(平成17~26年度)の実施により、10年間で職員数約20%の削減を目標に取り組み、職員数および職員給は着実に減少しており、今後とも適正化を推進する。 | ラスパイレス指数の分析欄平成28年4月1日現在において101.1と類似団体平均より高い。本市の給与については、国家公務員の取り扱いに準じつつ、香川県、近隣市町の動向を見守りながら、その適正化に取り組んできた。平成19年4月には平均4.8%の給与水準引き下げや査定昇給制度の導入などを柱とした給与構造改革を実施し、給与の適正化に努めてきたところである。その結果、ラスパイレス指数は、昭和61年4月1日現在の105.2から順次下げ始め、平成18年4月1日には98.1となり、国家公務員を下回る水準まで低減した。平成19年4月以降は、国との給与構造改革実施時期の相違の影響などにより若干上昇したものの、今後、人事評価制度の厳格な運用などにより、さらなる給与の適正化を推進する。 | 人口1,000人当たり職員数の分析欄平成28年4月1日現在の職員数は人口1,000人当たり8.94人となり、類似団体平均より多い。本市の職員数については、定員適正化計画に基づき中・長期的な定員管理を行い、平成3年4月時点で839人であった普通会計等の職員数は、平成27年4月時点では503人へと336人(40.0%)の削減を図り計画を概ね達成し、平成28年4月現在では498人となっている。計画終了後は、計画終了時点での職員数を基本とし、財政状況や類似団体との比較、行政需要の見通し等を踏まえ、長期的な視点に立って適正な定員管理を推進する。 | 実質公債費比率の分析欄平成27年度において12.6%となり、前年度と比較して0.3ポイント改善したものの、類似団体平均より高い。主な要因としては、平成17年度まで実施した坂出駅周辺整備主要プロジェクト等の大規模な建設事業および土地開発公社経営健全化などに係る公債費の増嵩、また下水道事業特別会計への多額の繰出金などが影響している。今後とも、事業の厳しい取捨選択を行い、地方債の発行を抑制し、公債費負担の軽減に努め、実質公債費比率が15%を超えないように努める。 | 将来負担比率の分析欄平成27年度において97.5%となり、前年度と比較して8.4ポイント改善したものの、類似団体平均より高い。主な要因としては、職員数が類似団体に比べ多いことにより退職手当負担見込額が大きいことなどが考えられる。また、将来負担額の中で一番大きな割合を占めている地方債残高については、平成17年度にて坂出駅周辺整備主要プロジェクト等の大規模事業が終了しており、減少傾向にあったが、平成27年度においては,同報系防災行政無線整備などにより増加となった。なお、平成17年度末(2005年)に約246億円あった一般会計の地方債残高は、平成27年度末(2015年)では約219億円(約11.0%の減少)となっている。今後とも、すべての投資的経費について厳しい取捨選択を行い、新規発行を抑制する中、市債残高の逓減に努め、臨時財政対策債を除く一般会計の市債残高が平成30年度末で120億円程度(平成27年度末約117億円)となることを目指していく。 |
人件費の分析欄人件費に係る経常収支比率は、平成27年度において32.8%となり、前年度と比較して1.2ポイント改善したものの、類似団体平均より高い。主な要因としては、清掃や調理業務などに直営部分があり、職員数が類似団体に比べ多いことなどが挙げられる。退職手当は、これまで支給率の見直しや退職時の特別昇給の廃止などを実施し適正な支給に努めてきたところであるが、高齢者層の職員が多いことから引き続き多額のまま推移することが見込まれる。一方、退職手当を除く人件費についても、随時給与制度の見直しを実施し、適正な給与水準の維持に努めるとともに、財政状況や類似団体との比較、行政需要の見通し等を踏まえ、長期的な視点に立って適正な定員管理を推進しているところであり減少傾向にある。 | 物件費の分析欄物件費に係る経常収支比率は、平成27年度において6.7%(前年度同率)となり、類似団体内で最も低い水準にある。これは平成3年度から独自に行財政改革に取り組み、公共施設の管理委託内容の見直し、民営化、また幼稚園・小学校の統廃合等を進めてきた結果である。今後とも平成26年3月に策定した「第5次坂出市行財政改革大綱」に基づく行財政改革実施計画等により、学校の技能員業務・給食調理業務などの専門的業務について民間委託等を順次進めていく予定であるため、それに伴い主に人件費が減少し物件費が増加することが予想される。 | 扶助費の分析欄扶助費に係る経常収支比率は、平成27年度において11.1%となり、前年度と比較して0.7ポイント上昇し、類似団体平均と同程度になっている。内訳としては、社会福祉費や児童福祉費が高くなっている。市民生活の安定と市民福祉の充実のため、職員数の適正化をはじめとして、行政のスリム化や徹底したコストの削減を図り、効率的な行財政運営に努めていく。 | その他の分析欄その他に係る経常収支比率は、平成27年度において17.6%となり、前年度と比較して1.0ポイント上昇し、類似団体平均より高い。主な要因としては、高齢化に伴う後期高齢者医療事業や介護保険事業への繰出金が増嵩していること、また、下水道事業への繰出金が多額になっていることなどが挙げられる。なお、下水道事業特別会計については、平成11年度より公営企業経営健全化計画に基づき、平成10年度で約18億8千万円あった累積赤字が、平成27年度において解消され、一般会計からの繰出金についても減少傾向である。今後とも、企業債の発行を抑え、公債費を減少させるとともに、独立採算の原則に立ち返った料金の値上げによる健全化などにより、普通会計の負担額を減らしていくよう努める。 | 補助費等の分析欄補助費等に係る経常収支比率は、平成27年度において6.2%となり、前年度と比較して0.1ポイント上昇したものの、類似団体平均より低い。主な要因としては、一部事務組合に対する負担金が類似団体に比べ低いことなどが挙げられる。本市のこれまでの主な取組としては、平成5年度から各種協議会等に対する補助金・負担金等の予算を3ヵ年で10%削減し、その後も補助金等交付規則等を制定し適正化を図ってきた。今後とも行政の責任分野、経費負担の在り方、行政効果等を精査し、関係者の理解を得ながら補助金等の整理合理化に努める。 | 公債費の分析欄公債費に係る経常収支比率は、平成27年度において16.2%となり、前年度と比較して1.2ポイント改善したものの、類似団体平均を若干上回っている。本市では、平成8年度から平成17年度にかけて「坂出駅周辺整備主要プロジェクト」を実施したこと、ならびに平成13年度から平成17年度にかけて「土地開発公社経営健全化計画」に基づく買戻しを実施したことなどから公債費がこれまで増嵩していたが、平成17年度にてそれらの大規模事業が終了したことから、公債費は平成18年度をピークに減少傾向となっている。今後とも事業の厳しい取捨選択を行い、新規発行を極力抑制し将来に過大な負担を残さないよう努める。 | 公債費以外の分析欄公債費以外に係る経常収支比率は、平成27年度において74.4%となり、前年度と比較して0.6ポイント上昇したものの、類似団体平均を下回っている。内訳について、主に人件費が高いものの物件費と補助費等が平均より低いことにより、全体としては類似団体平均を下回っている。 |
議会費労働費消防費諸支出金総務費農林水産業費教育費前年度繰上充用金民生費商工費災害復旧費衛生費土木費公債費 |
目的別歳出の分析欄・民生費は、住民一人当たり159,059円となっている。決算額全体でみると、民生費のうち児童福祉行政に要する経費である児童福祉費が増嵩していることが要因となっている。これは、子育て支援施設(まろっ子ひろば)の整備や児童福祉施設整備に対する補助による普通建設事業費が増加したことなどが挙げられる。・衛生費は、住民一人当たり39,352円となっており、類似団体平均に比べ高い状況となっている。これは、子育て世代の経済的負担を軽減し,少子化対策の効果と定住者の増加につなげていくために子ども医療費助成の対象を平成26年度8月より小・中学生の外来診療分まで拡充したことが主な要因である。 |
人件費補助費等災害復旧事業費投資及び出資金物件費普通建設事業費失業対策事業費貸付金維持補修費普通建設事業費(うち新規整備)公債費繰出金普通建設事業費(うち更新整備)積立金前年度繰上充用金 |
性質別歳出の分析欄・歳出決算総額は、住民一人当たり420,720円となっている。主な構成項目である人件費は、住民一人当たり89,915円となっており、前年度と比較して1,501円減少したものの、類似団体平均より高い状況となっている。主な要因としては、清掃や調理業務などに直営部分があり、職員数が類似団体に比べ多いことなどが挙げられる。・普通建設事業費は住民一人当たり53,392円となっており、前年度と比較して21,859円増加し、類似団体平均より高い状況となっている。主な要因としては子育て支援施設(まろっ子ひろば)や同報系防災行政無線、消防救急デジタル無線施設の整備のため、事業量が増加したことなどが挙げられる。今後はすべての投資的経費について厳しい取捨選択を行う中で、公共施設の耐震化、高潮等防災対策など安全確保のため真に必要な事業を優先的・計画的に実施していくとともに、将来に過大な負担を残さないよう地方債の発行を極力抑制することとしている。 |
有形固定資産減価償却率の分析欄 | 債務償還可能年数の分析欄 |
分析欄:将来負担比率及び有形固定資産減価償却率の組合せによる分析 |
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分析欄:将来負担比率及び実質公債費比率の組合せによる分析将来負担比率及び実質公債費比率は改善傾向にあるものの、類似団体と比較して高い水準にある。これは、平成17年度まで実施した坂出駅周辺整備主要プロジェクト等の大規模な建設事業や土地開発公社経営健全化などに係る公債費及び地方債現在高の増嵩、また下水道事業特別会計や病院事業会計への多額の繰出金などが影響している。今後とも、事業の厳しい取捨選択を行い、地方債の発行を抑制し、比率のさらなる改善に努める。 |
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道路橋りょう・トンネル公営住宅港湾・漁港認定こども園・幼稚園・保育所学校施設児童館公民館 |
施設情報の分析欄
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図書館体育館・プール福祉施設市民会館一般廃棄物処理施設保健センター・保健所消防施設庁舎 |
施設情報の分析欄
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出典:
財政状況資料集
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統一的な基準による財務書類に関する情報
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