徳島県つるぎ町：つるぎ町立半田病院の経営状況（2016年度）

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収録データの年度

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経営比較分析表（2016年度）

地域において担っている役割

西部医療圏における5疾病(がん、脳卒中、急性心筋梗塞、糖尿病、精神疾患)、5事業(救急医療、災害医療、へき地医療、周産期医療、小児医療)を担っている。特に、産科医療・小児医療・透析医療においては、当該地域において拠点となる医療機能である。

経常収支比率

医業収支比率

修正医業収支比率

累積欠損金比率

病床利用率

入院患者１人１日当たり収益

外来患者１人１日当たり収益

職員給与費対医業収益比率

材料費対医業収益比率

経営の健全性・効率性について

①経常収支比率：一般会計からの操出金は、全て基準内により対応しており、比率は100％を達成していることから、健全経営は保たれている。②医療収支比率：H28の繰入基準改正により医業損失へ転じることとなったが、従来基準に当てはめて考えると100％を達成していることからも、医業活動による経営状況は決して悪くないと考えている。④病床利用率：H24は、病棟立替工事により患者受入に制限が発生したことから70％を下回ることとなったが、工事完了後は75％を下回ることなく、また、120床全て急性期による稼働であり、病診・病病連携、そして病床管理が効率よく稼働していると分析する。⑤入院患者収益：平均在院日数が若干増加していることにより、1人当たり収益も減少傾向であるが、急性期を維持する上では、まだ十分な余力があることからも、健全経営は保たれていると考える。⑥外来患者収益：近年の透析患者の増加により、1人当たりの収益も増加傾向にある。⑦給与比率：経常収支比率において、100％を維持していることから、適正人員と考えている。⑧材料比率：購入、消耗、備蓄の観点から、適切に管理使用できていると考える。

有形固定資産減価償却率

器械備品減価償却率

１床当たり有形固定資産

老朽化の状況について

①有形固定資産減価償却率：施設全体としては、耐震化工事による病棟を建て替えた事が大きく影響し、年数も経過していないので、平均に比べ老朽化は進んでいない。②機械備品減価償却率：機械備品については、耐用年数が短いものが多く、平均より数値が高くなってきている。③1床当たり有形固定資産：従来の病床数134床から14床削減した120床運用となったことに加え、耐震化工事による固定資産の増加により、建設投資の状況としては高くなっている。

全体総括

自治体病院として政策医療を含む医業活動に取り組みながら、黒字病院として経営を継続している。これは、当該地域において、当院が果たすべき役割を十分に発揮した成果と分析する。今後、新公立病院改革プランで定めた施策を遂行しながら、公立病院としての在り方、そして経済性のバランスを維持しながら、永年に渡り、地域と共に在り続けられる病院経営に取り組んで行く。

出典：経営比較分析表,

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