事業・施設概要
| 都道府県 | 徳島県 | 経営主体 | 佐那河内村 |
|---|---|---|---|
| 事業名 | 下水道事業 | 業種名 | 農業集落排水 |
| 会計適用区分 | 法非適用 | 類似団体区分 | F2 |
| 行政区域内人口 | 2,385人 | 現在処理区域内人口 | 1,886人 |
| 現在水洗便所設置済人口 | 1,852人 | 現在処理区域面積 | 255ha |
| 晴天時現在処理能力 | 752m³/日 | 下水管布設延長 | 46km |
注:施設・業務量は当該年度値。e-Stat原表との値照合が完了した項目を優先した。
経営の健全性・効率性について
佐那河内村は、豊かな自然と園瀬川の清流が自慢で、村民の環境保全に対する意識が高いため、⑧表の水洗化率はH28で98.20%と全国平均の84.84%を上回っている。水洗化率が高位にあることは、村で運営している農業集落排水施設への接続率が高いことを示す。この要因により⑦表の施設利用率や⑥表の汚水処理原価には好影響を与え、全国平均よりも高い数値となっている。H29では、汚水処理原価はH28より減少し、経費回収率については微減となっている。また、汚水処理原価は全国平均264円に対し、150円であり、経費回収率についても92.13%と高い水準を維持している。佐那河内村の汚水処理については、経営の健全性を示す、①表の収益的収支比率では75.61%と高い比率となっているが、単年度収支で黒字となる100%を下回っており経営改善に向けた取り組みが必要である。そのため、近年経営改善に向けた取組みを行った結果、H27までの指標は前年度より上昇傾向だったが、H28・H29で機能回復工事、統合工事を行ったため前年度より低下してしまった。今後については、人口減少による料金収入の減少も見込まれることから、適正な維持管理体制の構築と、更なる汚水処理原価を下げる方策を検討する必要性があり、今後も経営改善に向けた取り組みが必要である。なお、④企業債残高対事業規模比率については、決算統計での記入ミスにより当該値が前年度より大きくなってしまった。
老朽化の状況について
佐那河内村では、H28~H30に仁井田処理施設と宮前処理施設の統合工事と施設機能回復工事を行う。H28で仁井田処理施設と宮前処理施設を統合し、これで6箇所あった汚水処理施設は4箇所に再編される。この事業実施により、村内全ての施設で機能回復工事が完了することとなる。各処理場における機能回復工事により、施設内機器についてはほぼ更新される予定である。しかし、汚水処理施設内では機器の耐用年数が標準よりも短くなることも多く、また突発的な故障による修繕費の増加は避けられないことから、今後は機器の耐用年数を延ばすため適正な維持管理を行う必要がある。
全体総括
佐那河内村の汚水処理については、経営の健全性を示す、①表の収益的収支比率では75.61%と高い比率となっているが、単年度収支で黒字となる100%を下回っており経営改善に向けた取り組みが必要である。H23~H25の機能回復工事、H28~H30では施設統合等の工事を行い、今後は収益的収支比率は下がると考えられる。また、近い将来的には人口減少による料金収入の減少も見込まれることから、今後は施設が健全な状態にあるうちに、適正な維持管理体制の構築による維持管理費の低減手法と更なる汚水処理原価を下げる方策を検討する必要性がある。
経営状況
収支構造
総額1.0億円
総額5,084.3万円