奈良県御所市：公共下水道の経営状況（2020年度）

経常収支比率

年度	2010	2011	2012	2013	2014	2015	2016	2017	2018	2019	2020
当該団体値（％）											123.47
類似団体内平均値（％）											107.21

収益的収支比率

年度	2010	2011	2012	2013	2014	2015	2016	2017	2018	2019	2020
当該団体値（％）	48.02	48.35	48.13	48.53	49.13	42.64	49.46	91.57	86.98	88.37
類似団体内平均値（％）	63.56	65.25	68.39	71.21	71.55	69.83	73.63	74.65	76.16	77.51

累積欠損金比率

年度	2010	2011	2012	2013	2014	2015	2016	2017	2018	2019	2020
当該団体値（％）											0.0
類似団体内平均値（％）											43.71

流動比率

年度	2010	2011	2012	2013	2014	2015	2016	2017	2018	2019	2020
当該団体値（％）											23.6
類似団体内平均値（％）											40.67

企業債残高対事業規模比率

年度	2010	2011	2012	2013	2014	2015	2016	2017	2018	2019	2020
当該団体値（％）	3551.96	3414.35	3179.3	2892.66	2559.72	2635.67	2395.05	1166.64	480.83	702.21	696.97
類似団体内平均値（％）	1346.29	1308.72	1275.34	1141.93	1088.73	1055.64	1088.13	948.32	894.73	847.47	1225.31

経費回収率

年度	2010	2011	2012	2013	2014	2015	2016	2017	2018	2019	2020
当該団体値（％）	25.35	25.84	26.57	28.08	32.37	24.2	30.29	81.28	85.02	70.46	75.12
類似団体内平均値（％）	63.45	63.75	64.64	68.96	71.18	69.18	70.88	78.55	79.86	79.4	82.83

汚水処理原価

年度	2010	2011	2012	2013	2014	2015	2016	2017	2018	2019	2020
当該団体値（円）	474.07	461.0	449.17	428.85	381.26	507.02	403.77	150.0	139.16	150.0	150.0
類似団体内平均値（円）	199.57	201.52	198.69	186.03	188.5	199.38	196.07	200.43	196.28	192.61	181.91

水洗化率

年度	2010	2011	2012	2013	2014	2015	2016	2017	2018	2019	2020
当該団体値（％）	57.11	58.46	60.75	61.33	62.18	63.56	64.62	65.17	66.03	65.93	65.57
類似団体内平均値（％）	88.46	88.61	88.34	88.83	88.28	87.2	86.74	82.76	82.25	81.65	81.82

経営の健全性・効率性について

本市では令和2年度から下水道事業会計を法適化し、企業会計として初の決算を迎えたところである。収益的収支においては黒字決算となっているが、主な要因としては、基準外繰入金を相当額一般会計より繰入しているためであり、公営企業として安定した経営体制は構築できていない。

有形固定資産減価償却率

年度	2010	2011	2012	2013	2014	2015	2016	2017	2018	2019	2020
当該団体値（％）											2.97
類似団体内平均値（％）											12.7

管渠老朽化率

年度	2010	2011	2012	2013	2014	2015	2016	2017	2018	2019	2020
当該団体値（％）											0.0
類似団体内平均値（％）											0.0

管渠改善率

年度	2010	2011	2012	2013	2014	2015	2016	2017	2018	2019	2020
当該団体値（％）	0.0	0.0	0.0	0.0	0.0	0.0	0.0	0.0	0.0	0.0	1.27
類似団体内平均値（％）	0.22	0.14	0.18	0.13	0.11	0.04	0.2	0.14	0.15	0.2	2.2

老朽化の状況について

本市の下水道事業は、昭和58年度に建設開始し、平成4年度から供用開始している。老朽化に起因する管渠の閉塞・陥没等の事例はまだないが、今後更新経費の確保が課題となる。

全体総括

経営戦略における収支見通しにおいて、今後、人口減少・高齢化等により料金収入の減が見込まれることから、費用対効果を念頭においた財政運営が不可欠である。特に、今後老朽化する管渠更新経費の確保が喫緊の課題であることから、ストックマネジメント計画を策定し、有利な財源確保及び重点施工箇所の把握に努めてまいりたい。