事業・施設概要
| 都道府県 | 兵庫県 | 経営主体 | 宍粟市 |
|---|---|---|---|
| 事業区分 | 末端給水事業 | 会計適用区分 | 法適用 |
| 類似団体区分 | A5 | 行政区域内人口 | 38,316人 |
| 現在給水人口 | 37,775人 | 給水区域面積 | 9,474ha |
注:人口・面積は当該年度値。
経営の健全性・効率性について
宍粟市においては、大企業や工場の数が少なく、給水量の内訳としては給水口径20ミリ以下の生活用水道の利用率が高いことから、有収水量が類似団体と比べて少ない傾向にある。また、給水区域は広大で、かつ山間部に位置することから、多数の浄水場と配水池を保有する必要があり、施設整備に多額の費用を要し、資本費が類似団体と比べても高くなっている。以上2点の地域特性から、経営効率が悪くなり、給水原価が331.75円/㎥と類似団体平均と比べて著しく高くなっており、近隣団体と比べて高い料金を設定しているにもかかわらず、経常収支比率は88%と100%を大きく割り込んでおり、収支の赤字が続いている。また、平成26年度には規模の大きな簡易水道事業を統合した(平成25年度有収水量旧上水2,129千㎥に対し旧簡水1,555千㎥)が、簡易水道事業の施設整備においては、その財源の多くに企業債を充当していたことで、企業債残高対給水収益率も類似団体平均の3.4倍と非常に高い水準となっていることも今後の経営の健全性にとっての大きな課題である。
老朽化の状況について
施設の老朽化はすすんでいるが、管路については比較的新しいものが多く、管路経年化率は低い。給水区域が広大で保有資産も多く、今後その更新に際し莫大な費用を要することととなる。旧簡易水道区域においては国庫補助を活用して老朽機器更新事業を実施していたところ、上水道に統合したため、今後の補助は見込めない状況であることから、より一層効率的な施設更新を実施しなければならない。施設と管路の長寿命化、更新に合わせた統廃合やダウンサイジングの検討などにより、更新費用の低減化を図る必要がある。
全体総括
給水量の内訳を要因とする有収水量の少なさと、地理的要因による資本費の高さが、経常収支比率の悪化を招いているが、今後の有収水量の増加は難しいことから、経営状況はより厳しくなっていくものと考えられる。将来にわたって安定的に経営を継続するため、より一層の費用の抑制を図るとともに、民間委託や広域化について情報収集と検討を進めながら経営の効率化・合理化に取り組む必要がある。料金水準についても、急激な負担増加を避けつつ、近隣団体とのバランスも考慮しながら検討を行い、適切な料金改定を実施することで、収入を確保しなければならない。以上を実施していくことで、平成28年度に策定し要がある。施設の長寿命化や不明水対策の実施により維持管理組む必要がある。た経営戦略に掲げている経営黒字化を実現したい。業運営を図り、財政当局との協議や料金の適正化な経費及び改築更新コストの削減に取り組む必要があどの検討を行い経営改善に努める。る。
経営状況
収支構造
総額12.8億円
総額14.5億円